ビジネス

オンライン飲み会に最適 「人生を語るビール」の味わいは

「新しい生活様式」で流行するオンライン飲み会

「新しい生活様式」で流行するオンライン飲み会

 新型コロナウイルス対策で示された「新しい生活様式」によって、人と人とのコミュニケーションスタイルは、この短期間で大きく様変わりした。

 日常の光景で最も象徴的なのが、「オンライン飲み会」の流行だろう。ZOOMやLINEといったビデオ会議システム、SNSアプリを活用したオンライン飲み会は、日頃なかなか会えないような友人や、テレワークの定着で意思疎通が希薄になりつつあった職場の同僚、遠くに住む家族とも、自宅にいながら画面越しで気軽に繋がることができる。

 自粛期間中に複数回オンライン飲み会を開催したという30代女性が、そのメリットを語る。

「リアル飲み会は、お店を選ぶのに苦労したり、大皿料理を取り分けるのが面倒だったり、会計や帰りの時間を気にしながら飲むのも煩わしかったけれど、オンライン飲みはホントに気軽。家で自分の好きなお酒とつまみを用意して参加するだけ。気心知れた仲間うちならパジャマでもまったく問題ないし、長時間参加するのがキビしかったら先に“落ちる”のも自由ですしね。

 先日、コロナ後の近況報告も兼ねて高校時代の同級生数人ともオンライン飲み会をしましたが、普段は仕事で忙しくて、なかなか同窓会や忘年会に参加しない人も入ってきて、めちゃくちゃ話がはずみました。リアル飲み会よりも友達との距離は縮まった気がします」

 だが、オンラインならではのデメリットもある。ビデオ通話では相手に声が伝わるまでに若干の時差が生じたり、メンバー同士で言葉がかぶったりすることで気まずい「間」ができてしまう。こうしたストレスを極力減らすためには、うまく皆の会話を回す司会役が必要だが、そんなメンバーばかりとも限らない。

 もっとも、話の“ネタ”を他人任せにばかりしていたら、発言の機会を失ってオンライン飲みの楽しさや醍醐味は十分に味わえない。

 まずは「エア乾杯」の主役である飲み物の選び方ひとつ取っても、会話の広がりが変わってくる。

「自宅飲みということもあって、つい、いつも飲んでいるようなメジャーなビール銘柄や缶チューハイなどで始めてしまいがちですが、それでは『なに飲んでるの?』と聞かれても、その先の会話が続かない。

 先日やった職場のオンライン飲みでは、田舎の地酒を紹介したり、珍しい焼酎とそれに合う絶品缶詰つまみなどを用意している同僚がいて、“つかみはOK”とばかりに皆を引き込んでいました」(40代男性)

関連記事

トピックス

11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(現場写真/読者提供)
【“分厚い黒ジャケット男” の映像入手】「AED持ってきて!」2人死亡・足立暴走男が犯行直前に見せた“奇妙な”行動
NEWSポストセブン
10月22日、殺人未遂の疑いで東京都練馬区の国家公務員・大津陽一郎容疑者(43)が逮捕された(時事通信フォト/共同通信)
《赤坂ライブハウス刺傷》「2~3日帰らないときもあったみたいだけど…」家族思いの妻子もち自衛官がなぜ”待ち伏せ犯行”…、親族が語る容疑者の人物像とは
NEWSポストセブン
ミセス・若井(左、Xより)との“通い愛”を報じられたNiziUのNINA(右、Instagramより)
《ミセス若井と“通い愛”》「嫌なことや、聞きたくないことも入ってきた」NiziU・NINAが涙ながらに吐露した“苦悩”、前向きに披露した「きっかけになったギター演奏」
NEWSポストセブン
「ラオ・シルク・レジデンス」を訪問された天皇皇后両陛下の長女・愛子さま(2025年11月21日、撮影/横田紋子)
「華やかさと品の良さが絶妙」愛子さま、淡いラベンダーのワンピにピンクのボレロでフェミニンなコーデ
NEWSポストセブン
クマ被害で亡くなった笹崎勝巳さん(左・撮影/山口比佐夫、右・AFP=時事)
《笹崎勝巳レフェリー追悼》プロレス仲間たちと家族で送った葬儀「奥さんやお子さんも気丈に対応されていました」、クマ襲撃の現場となった温泉施設は営業再開
NEWSポストセブン
役者でタレントの山口良一さん
《笑福亭笑瓶さんらいなくなりリポーターが2人に激減》30年以上続く長寿番組『噂の!東京マガジン』存続危機を乗り越えた“楽屋会議”「全員でBSに行きましょう」
NEWSポストセブン
11月16日にチャリティーイベントを開催した前田健太投手(Instagramより)
《いろんな裏切りもありました…》前田健太投手の妻・早穂夫人が明かした「交渉に同席」、氷室京介、B’z松本孝弘の妻との華麗なる交友関係
NEWSポストセブン
イギリス出身のインフルエンサー、ボニー・ブルー(Instagramより)
《1日で1000人以上と関係を持った》金髪美女インフルエンサーが予告した過激ファンサービス… “唾液の入った大量の小瓶”を配るプランも【オーストラリアで抗議活動】
NEWSポストセブン
日本全国でこれまでにない勢いでクマの出没が増えている
《猟友会にも寄せられるクレーム》罠にかかった凶暴なクマの映像に「歯や爪が悪くなってかわいそう」と…クレームに悩む高齢ベテランハンターの“嘆き”とは
NEWSポストセブン
六代目山口組の司忍組長(時事通信フォト)と稲川会の内堀和也会長
六代目山口組が住吉会最高幹部との盃を「突然中止」か…暴力団や警察関係者に緊張が走った竹内照明若頭の不可解な「2度の稲川会電撃訪問」
NEWSポストセブン
警視庁赤坂署に入る大津陽一郎容疑者(共同通信)
《赤坂・ライブハウス刺傷で現役自衛官逮捕》「妻子を隠して被害女性と“不倫”」「別れたがトラブルない」“チャリ20キロ爆走男” 大津陽一郎容疑者の呆れた供述とあまりに高い計画性
NEWSポストセブン
無銭飲食を繰り返したとして逮捕された台湾出身のインフルエンサーペイ・チャン(34)(Instagramより)
《支払いの代わりに性的サービスを提案》米・美しすぎる台湾出身の“食い逃げ犯”、高級店で無銭飲食を繰り返す 「美食家インフルエンサー」の“手口”【1か月で5回の逮捕】
NEWSポストセブン