国内

コロナ禍で「ハーレム」を謳歌する48歳資産家男性の成功思考

金持ちで無名なら選び放題

金持ちで無名なら選び放題

 新型コロナウイルスの感染拡大で日本中がピリピリとした雰囲気に包まれていた4月下旬、ラジオの深夜放送でお笑いコンビ「ナインティナイン」の岡村隆史が、困窮した美女がお金を稼ぐために風俗の仕事を始めるのを楽しみにしようと発言して批判を浴びた。確かに彼の発言は「正しくない」のだろうが、現実はそれとよく似たことが起きているし、数年前から、貧困に苦しむ女性がパパ活や個人売春に手を染めている現実がある。俳人で著作家の日野百草氏が、今回は、自動車愛好家のミーティングで顔なじみとなった48歳地主男性が語る、コロナより選びたい「男の夢」についてレポートする。

 * * *
「このコロナのおかげで、金さえあればアイドルだろうがモデルだろうが選び放題です」

 高級スポーツカーが集う中、関東のとある地域の地主である上条さん(48歳・仮名)は自慢するでなく飄々と語った。彼は地主の子で、ロードサイドチェーンやマンションに土地を貸している。駐車場も含めれば大手サラリーマンの年収など軽く超える額が転がり込んでくる。本当に羨ましい身分で、好きな車やバイクも取っ替え引っ替え、平日の昼間にマニア向けのクラシックカーショップに行くとこういう金払いのいい不労所得者がいたりするものだが、上条さんはまさにそれだ。私が維持するだけでひいひい言っている中途半端に古いだけのサイドカーなど屁でもないだろう。ところでいつもの女性はどうしたのか。

「あれは年食ってるし、結婚しろとかうるさいから別れました」

 上条さんは甲高い声でそう言ってのけた。以前、上条さんは車の愛好家が集まるミーティングに綺麗な女性を連れてきていたが、また別れたようだ。上条さんはこれまでも独身貴族を謳歌してきた。

「いまはもっと若い女の子ですよ、毎日楽しくてしょうがない。車とかバイクよりそっち」

 ひととおりの女遊びはしてもストイックなのが上条さんだったが、最近は若い女の子を取っ替え引っ替えの毎日だという。

「風俗なんかバカバカしいです。いくらでも素人の女の子とつきあえるんです。わかってますよ、いまそういうのは叩かれるって。でもネットの話でしょ、現実は違う。有名人なら叩かれるんでしょうけど、金持ってるだけの一般人が女を取っ替え引っ替えしたって何も問題ない。自由恋愛です」

 そう言い切る上条さん。まるで昔のピカレスク小説の主人公みたいだ。スーパーカーやクラシックカーのマニアにはこのタイプが昔からいる。車の趣味と女の趣味は放蕩者のステイタスだ。趣味は個人の自由、他人の説教など知ったこっちゃない話だろう。

「いままで以上に若くて可愛い子ばかりですよ。もちろん売春じゃないです。恋愛ですよ」

関連キーワード

関連記事

トピックス

オールスターゲーム前のレッドカーペットに大谷翔平とともに登場。夫・翔平の横で際立つ特注ドレス(2025年7月15日)。写真=AP/アフロ
大谷真美子さん、米国生活2年目で洗練されたファッションセンス 眉毛サロン通いも? 高級ブランドの特注ドレスからファストファッションのジャケットまで着こなし【スタイリストが分析】
週刊ポスト
10月16日午前、40代の女性歌手が何者かに襲われた。”黒づくめ”の格好をした犯人は現在も逃走を続けている
《ポスターに謎の“バツ印”》「『キャー』と悲鳴が…」「現場にドバッと血のあと」ライブハウス開店待ちの女性シンガーを “黒づくめの男”が襲撃 状況証拠が示唆する犯行の計画性
NEWSポストセブン
全国でクマによる被害が相次いでいる(右の写真はサンプルです)
「熊に喰い尽くされ、骨がむき出しに」「大声をあげても襲ってくる」ベテラン猟師をも襲うクマの“驚くべき高知能”《昭和・平成“人食い熊”事件から学ぶクマ対策》
NEWSポストセブン
公金還流疑惑がさらに発覚(藤田文武・日本維新の会共同代表/時事通信フォト)
《新たな公金還流疑惑》「維新の会」大阪市議のデザイン会社に藤田文武・共同代表ら議員が総額984万円発注 藤田氏側は「適法だが今後は発注しない」と回答
週刊ポスト
初代優勝者がつくったカクテル『鳳鳴(ほうめい)』。SUNTORY WORLD WHISKY「碧Ao」(右)をベースに日本の春を象徴する桜を使用したリキュール「KANADE〈奏〉桜」などが使われている
《“バーテンダーNo.1”が決まる》『サントリー ザ・バーテンダーアワード2025』に込められた未来へ続く「洋酒文化伝承」にかける思い
NEWSポストセブン
“反日暴言ネット投稿”で注目を集める中国駐大阪総領事
「汚い首は斬ってやる」発言の中国総領事のSNS暴言癖 かつては民主化運動にも参加したリベラル派が40代でタカ派の戦狼外交官に転向 “柔軟な外交官”の評判も
週刊ポスト
黒島結菜(事務所HPより)
《いまだ続く朝ドラの影響》黒島結菜、3年ぶりドラマ復帰 苦境に立たされる今、求められる『ちむどんどん』のイメージ払拭と演技の課題 
NEWSポストセブン
超音波スカルプケアデバイスの「ソノリプロ」。強気の「90日間返金保証」の秘密とは──
超音波スカルプケアデバイス「ソノリプロ」開発者が明かす強気の「90日間全額返金保証」をつけられる理由とは《頭皮の気になる部分をケア》
NEWSポストセブン
公職上の不正行為および別の刑務所へ非合法の薬物を持ち込んだ罪で有罪評決を受けたイザベル・デール被告(23)(Facebookより)
「私だけを欲しがってるの知ってる」「ammaazzzeeeingggggg」英・囚人2名と“コッソリ関係”した美人刑務官(23)が有罪、監獄で繰り広げられた“愛憎劇”【全英がザワついた事件に決着】
NEWSポストセブン
三田寛子(時事通信フォト)
「あの嫁は何なんだ」「坊っちゃんが可哀想」三田寛子が過ごした苦労続きの新婚時代…新妻・能條愛未を“全力サポート”する理由
NEWSポストセブン
大相撲九州場所
九州場所「17年連続15日皆勤」の溜席の博多美人はなぜ通い続けられるのか 身支度は大変だが「江戸時代にタイムトリップしているような気持ちになれる」と語る
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 高市首相「12.26靖国電撃参拝」極秘プランほか
「週刊ポスト」本日発売! 高市首相「12.26靖国電撃参拝」極秘プランほか
NEWSポストセブン