長女(4才)、長男(2才)を育てる経済学部卒業の木原麻美さん(32才)

休日の過ごし方は子供にも考えさせ決める

――お子さんに計画性や主体性を持たせるために行っていることはありますか?

竹下:一日の時間割表があるんですけど、休日の朝は何をするか親子で意見を出し合ってスケジュールを決めるんです。「お母さんはブロックと国旗カードで遊びたいけど、あなたは何をしたい?」「ぼくは色水で塗り絵をしたい」と。

 絶対にずらせないのはお昼ご飯や寝る時間なので、じゃあどの時間帯を使って何をしようかと考えながら交渉して、お互いで妥協点を見つける。長男はタイマーが好きなので30分刻みでセットしています(笑い)。

木原:うちもその日、何をするかを話し合って決めます。あと、食育とまではいきませんが、メニューを考えて一緒に作ったりするようになりました。にんじんの皮むきやきゅうりを叩いたりみそを溶くとか、子供でもできるところから。自分で調理を手伝うようになってから、好き嫌いもなくなりました。

牧田:自学自習を率先してやるという面においては、親の姿勢も大切だと思うんです。親がテレビを見ながら「宿題をやりなさい」と言っても、やる気にならない(笑い)。親がテキパキと家事をするなり、資格取得や何かで勉強をするなり自己研さんしていると、子供も効率よく時間を使う習慣を身につけられると思います。

――お子さんにこれだけは絶対にしないということは?

木原:自分の都合で怒ることはなるべくしないようにしています。不注意で何かこぼしちゃったりしたときとか、どうしようもなく自分でも怒りたくなることもあるんですけど(笑い)。まず、どうしてこぼれたのかを聞き、次からどうすればいいのかを子供に考えさせてみる。

竹下:自分の感情で子供に当たっちゃったりするときもあるけど、ちょっと時間をおいてきちんと謝ります。「お母さんがさっき怒ったのは、あなたに対して怒ったんじゃなく、自分がイライラしたせいでした。ごめんなさい」って。

牧田:親子でも意見が食い違ってけんかになることってある。でも、その理由として「お互いに考え方はそれぞれあって、だからいま対立しちゃったけど、それでもいいんだよ」ということは話します。ちょっと話が飛躍しますが、私は「あなたには無理だよ」というニュアンスは子供に伝えないようにしたいと思っていて。

 男の子だから、女の子だからとか、いつの間にか刷り込まれている制限はできるだけ排除するようにしています。同時に、自分の考えがすべてではなくて、みんなそれぞれの考え方があるんだよと。

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