また、弓取式が終わった打ち出し後、土俵周りに警備の若手親方たちが15~16人集まって最終の確認をしているが、マスクをつけているとはいえ、かなりの“密集”になってしまっている。そうした状況について、様々な心配の声が聞こえてくるのは、まわしをつけただけの状態で体をぶつけ合う相撲という競技の特性があるから当然ともいえよう。若手親方が続ける。

「もし場所中に感染者が出た場合、そこからクラスター発生につながることは避けがたい。集団生活だから、同じ部屋の力士は感染しているリスクがある。さらに、対戦相手だって濃厚接触者となれば以後は全休になるし、その力士の所属部屋も封鎖しなくてはならないかもしれない。関取に感染者が出れば、身の回りの世話をする付け人も濃厚接触者ですが、部屋によっては人数が足りなくて一門の別の部屋から付け人を駆り出しているケースもある。そういうケースでは、付け人の所属する別の部屋にも感染が広がっているかもしれない。感染者が1人出てしまえば、場所を続けるのは非常に困難になる」

 そうした感染拡大のリスクがあるなかで、綱渡りの本場所が続く。

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