「安倍氏がモデルではない」というが…(写真/LeeJae Won/AFLO)
7月28日、韓国外務省報道官が記者会見で「外国の指導者に対しては国際的な礼儀というものがある」と発言。設置を支持しない考えを示した。日韓関係に詳しいジャーナリストの赤石晋一郎氏が語る。
「文在寅政権はいま、先の徴用工訴訟判決で差し押さえた日本企業の資産を現金化する手続きを進めており、8月にも動きがあると見られていた。一方で日本政府も韓国に対してビザ発給の厳格化といった報復措置を検討しており、双方にらみ合いが続いている。一歩間違えば“日韓破局”という状況のなか、文政権としては、いまは日本に余計な刺激を与えるのは得策ではないと考えているのでしょう」
園長が“謝罪”しても事は収まりそうにない。
※週刊ポスト2020年8月14・21日号