国内

コロナ失職「やることないからパパ活」始めたキャバ嬢の末路

キャバクラ嬢として稼いだ自信があったのに(イメージ)

キャバクラ嬢として稼いだ自信があったのに(イメージ)

 2014年ごろからSNSを中心に広まった「パパ活」は、最近では専用アプリやサイトも登場し、さかんに利用されている。ところが、最近では支援してくれるパパを募集する女性が男性よりも多いのではないかと言われる状況もあり、女性にとって辛いばかりの結果しか出ないことが少なくない。新型コロナウイルスによって仕事を失い、パパ活に参入した元キャバ嬢についてライターの森鷹久氏がレポートする。

 * * *
 新型コロナウイルス感染拡大の影響で、日本全国のいわゆる「夜の街」が壊滅的なダメージを受けているのは周知の通り。どんなに対策を取っても客は来ず、それならばと廃業を決めた店舗も少なくない。

「5月分の給与も支払われず、最後は喧嘩別れのような感じで店を飛び出しました。辞めたからといって他に仕事があるわけでもなく、地方にある実家に戻ろうとしても、東京から帰ってくるのはやめろと親に言われてしまいました」

 東京都港区のキャバクラ店勤務だった瀬戸かおりさん(仮名・20代後半)が店を辞めたのは今年6月。コロナの影響で客が減り続け、給与の未払いもあったことから、これ以上はやれないと感じてのことだった。大学を卒業後、新卒で入社したエステ店は1年ほどで退職。それから5年ほどを、夜の街一本で過ごしてきた。

「最初は池袋の安いお店、そのあと渋谷、歌舞伎町と店を移って銀座や六本木に来ました。収入は多い月で120万円くらい。ホストに行ったりもしないし、貯金はワンルームマンションが買えるくらいはあるので、将来のことなどほとんど考えてきませんでした。この後何をやっていいかわからず不安で……」(瀬戸さん)

 コロナ禍によって無職になり、初めて自分の置かれた現実と対峙した瀬戸さん。アルバイトをしようにも仕事はなく、仕事を探そうにもスキルがなく、途方に暮れた。そこで知り合いから教えてもらったのは「パパ活」だった。

「その子もずっとキャバ一本でやってきた子で、やることがないからパパ活やってるって感じで。体の関係持たずに、デートとかご飯だけでも本当にお金がもらえるっていうので、出会い系アプリに登録してやってみたんです」(瀬戸さん)

「パパ活」とは、主に若い女性が、自身の生活をサポートしてくれる「パパ」を探す活動をすること。言葉だけを見ると、返済不要の奨学金をプレゼントしてくれる「あしながおじさん」を彷彿とさせ、瀬戸さん自身も、自身の「オンナ」を売りにして楽に稼げるものだと考えていたが、実態はもちろん違う。

関連キーワード

関連記事

トピックス

妻とは2015年に結婚した国分太一
《セクハラに該当する行為》TOKIO・国分太一、元テレビ局員の年下妻への“裏切り”「調子に乗るなと言ってくれる」存在
NEWSポストセブン
闇バイトにはさまざまなリスクが…(写真/ゲッティイメージズ)
《警察の仮想身分捜査導入》SNSで闇バイトの求人が減少する一方で増える”怪しげな投稿” 「闇バイト」ではないキーワードが浮上
NEWSポストセブン
無期限の活動休止を発表した国分太一
「給料もらっているんだからさ〜」国分太一、若手スタッフが気遣った“良かれと思って”発言 副社長としては「即レス・フッ軽」で業界関係者から高評価
NEWSポストセブン
ブラジル訪問を終えられた佳子さま(時事通信フォト)
《クッキーにケーキ、ゼリー菓子を…》佳子さま、ブラジル国内線のエコノミー席に居合わせた乗客が明かした機内での様子
NEWSポストセブン
1985年春、ハワイにて。ファースト写真集撮影時
《突然の訃報に「我慢してください」》“芸能界の父”が明かした中山美穂さんの最期、「警察から帰された美穂との対面」と検死の結果
NEWSポストセブン
”アナウンサーらしくないアナウンサー“と評判
「笑顔でピッタリ腕を絡ませて…」元NMB48アイドルアナ・瀧山あかねと「BreakingDown」エース・細川一颯の“腕組み同棲愛”《直撃に「まさしくタイプです(笑)」》
NEWSポストセブン
『ザ!鉄腕!DASH!!』降板が決まったTOKIOの国分太一(右/番組の公式サイトより)
《TOKIO・国分太一が無期限活動休止》「演者とスタッフは“独特の距離感”だった」関係者が明かす『鉄腕DASH』現場の“特殊な事情”
NEWSポストセブン
グラビアのオファーも多いと言われる中川安奈アナ(本人のインスタグラムより)
《SNSで“インナーちらり笑”》元NHK中川安奈アナが森香澄の強力ライバルに あざとキャラと確かなアナウンス技術で「ポテンシャルは森香澄以上」との指摘
週刊ポスト
『ザ!鉄腕!DASH!!』降板が決まったTOKIOの国分太一(右/番組の公式サイトより)
《スタッフに写真おねだりか》TOKIO・国分太一は「コンプライアンス上の問題行為が複数あった」…日本テレビに問い合わせた結果
NEWSポストセブン
不倫が報じられた錦織圭、妻の観月あこ(Instagramより)
《錦織圭・モデル女性と不倫疑惑報道》反対を押し切って結婚した妻・観月あことの“最近の関係” 錦織は「産んでくれたお母さんに優しく接することを心がけましょう」発言も
NEWSポストセブン
お疲れのご様子の雅子さま(2025年、沖縄県那覇市。撮影/JMPA) 
雅子さまにささやかれる体調不安、沖縄訪問時にもお疲れの様子 愛子さまが“異変”を察知し、とっさに助け舟を出される場面も
女性セブン
インドのナレンドラ・モディ首相とヨグマタ・相川圭子氏(2023年の国際ヨガデー)
ヨグマタ・相川圭子氏、ニューヨーク国連本部で「国際ヨガデー」に参加 4月のNY国連協会映画祭では高校銃乱射事件の生存者へ“愛の祝福”も
NEWSポストセブン