『P』がスタートしたのは2017年6月。その後、右肩上がりで会員数を増やし、現在は男性が20万人、女性が4500人と言われている。
「もともとは“酒席に女性を呼びたい”という男性会員が『20時に六本木で食事予定。女性4名募集』といった形でアプリ上で募集をかけ、条件に合う女性が参加する『コール』というサービスがメインでした。しかし、最近は多くの男性会員が特定の女性を個別に指名して2人きりで飲む“個別コール”を主戦場にしている」(同前)
男性会員はまず『P』上で使えるポイントを購入し、そのポイントを使って女性会員を呼ぶ。彼女たちは男性が使ったポイントに応じて、『P』経由でギャラを受け取る仕組みだ。ポイントは仮想通貨のようなもので、1ポイント=1円。
女性会員を呼ぶために必要な金額は、その女性のランクによって異なり、スタンダードが1人当たり30分2500円、VIPが5000円、ロイヤルVIPが1万2500円と、ランクによって料金が上がっていく。
「女性会員のランクはルックスや職業を元に運営会社が独自の基準で付けています。VIP以上になるとトップクラスのキャバクラ嬢やタレント活動をしている子も多い」(40代男性会員)
当人同士の交渉次第
一般サラリーマンにはとっては相当な出費だが、実際に金がモノを言うのは、この後だという。『P』で毎月100万円以上を稼ぐある20代女性会員(VIP)が語る。
「個別コールで会った後にどんな展開になるかは、当人同士の交渉です。いくらでアフターするかも交渉次第。私は1回10万円貰えれば、だいたいOK。なかには1回で30万円、月に300万円以上稼ぐ女性もいます。上位の男性会員たちは、コロナもあって遊ぶお金が有り余っていますからね」