前頭葉の若さを保つ脳トレの5ステップ
【ステップ1】自分の脳が悪い方向へ傾くときのパターンを把握しておく
脳の不調が続くと気分が落ち込んで迷路の深みにハマってしまうことがある。そうならないためにも、自分の脳の不調パターンを把握しておくことが重要だ。不調を感じたら、ストレスに感じていることや悩みをノートなどに書き出し、大・中・小に分けてみよう。書き出すことで頭の中が整理され、スッキリするはずだ。
【ステップ2】どんなに忙しくてもぼんやりする余裕を失わない
人間の脳は、ぼんやりしているときにデフォルトモード・ネットワークという機能が働き、過去の記憶や情報の整理を行う。少し休むといいアイディアが浮かんだりするのは、この機能のおかげだ。どんなに忙しくても、1日1回は“ぼんやりタイム”を設けることで、仕事の効率もアップする。その時間、スマホは遠ざけよう。
【ステップ3】あきらめず“自分のやりたいこと”を追いかける
人間はいくつになっても自分の可能性を追い求めることが大切。ずっとやりたいと思っていたこと、いつか行ってみたいと思っていた場所などがあれば、“やりたいことマップ”や“やり残したことリスト”を作ってみよう。リスト化することで意欲的になり、意外と実現してしまうこともある。同時に脳も刺激されて一石二鳥だ。
【ステップ4】ITばかりに頼らず、時にはあえて遠回りをしてみる
調べものはパパッとネットで検索。そんな行動を続けていると脳の同じ部分の回路しか使わないため、脳の成長を鈍らせることになる。たとえば、人の名前が思い出せないときは検索する前に3秒だけ考えてみる。スマホの地図を頼らず、あえて遠回りしてみる。映画は映画館で見るなど、いつもと違うやり方で脳を刺激しよう。
【ステップ5】脳にいい食事・運動・睡眠など生活習慣を整える
脳の機能をいつまでも維持したいなら、生活習慣を整えることが大切だ。バランスのとれた食事を1日3食、決まった時間に摂る。ウオーキングなどの有酸素運動で筋肉を動かす。夜はぐっすり寝て脳をしっかりメンテナンスする。これらの脳にいい習慣を取り入れて、規則正しいリズムの生活を送るように心がけたい。
※女性セブン2020年9月10日号