個人での対応のコツ

 ひとりよがりな正義感で批判されると、怒りやイライラが込み上げがち。「でも、すぐに反論せず、まずは6秒間怒りを抑えるのが大切です。反論すると相手の術中にはまって泥沼化し、時間を要することに。ポテサラ論争のような母親論を唱える相手なら、『そうですね。今度は家で作りたいと思います。頑張ります』、自粛警察のような相手なら『ごめんなさい。気をつけます』などと言ってスッとその場を離れること。リアルな現場では戦わず、スルーする(受け流す)のがいちばんです」(津田さん・以下同)。

仕事中の対応のコツ

 個人でクレームをつけられた場合は、その場がしのげればいいが、仕事上の客や取引相手からのクレームは無視するわけにはいかないため、それなりの対応が必要だ。「正義感を振りかざすクレーマーには、反論しても火に油を注いで興奮させるだけなので、個人での対応同様、まずは自らの怒りを抑え、逆らわずに、感謝→簡潔な結論→感謝の3Kスタイルをベースに、相手をおだてながら対処するのが初動の基本。その上で6W3H(注)の質問を織り交ぜながら話を引き出して問題点を整理し、言い分に破綻や矛盾が出るのを待つのがコツになります」。

(注)6W3H:Why(なぜ)、What(何を)、Who(誰が)、Whom(誰に)、When(いつ)、Where(どこで)、How(どうやる)、How many(いくつ)、How much(いくら)

SNSでの対応のコツ

 SNSは公の場なので誹謗中傷は当事者に届く。「相手はどう思うか想像力を働かせ、批判や反論にも配慮が必要です」。人格を傷つけない書き方を心がけよう。

誹謗中傷を受けたら

 承認欲求の強い人はSNSで自分への誹謗中傷を見ると傷つく。「なのでSNSの書き込みは極力見ないで、スルーするくらいのメンタルを持つことも大切です」。

※女性セブン2020年9月10日号

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