マスク着用で5才老け見え
山田:でも、最近はみんなマスクをしているので、その笑顔がなかなか見られないし、自分でも出せない!
アン ミカ:ダメです、ダメです! マスクを外す日は必ず来るんです。その日のために、いまは美容に勤しむ大チャンスだと思ってください。マスクってつけていると肌がしっとりすると勘違いしがちなんですけど、実は湿気の気化熱で口元が下がってしまう。美保子サンがおっしゃるように、マスクのせいで表情が乏しくなって、しかも口角を上げなくなるからブルドッグフェイスになる!
山田:ヒエ~ッ、怖すぎます~! そういえば、化粧品のCMでも、マスクをつけているときと外したときでは“見た目年齢”が異なるって。
アン ミカ:そう、5才は老けてると思います。本来、若々しさを見せるのって目元から下なのに、そこが隠されてしまっているからなんですね。ぜひ、マスクをつけているときでも引き締める乳液などをつけていただきたいんです。リモートワークやステイホームが続いているいま必要なのは、“美の動線”を見直すことです。皆さん、大半のお化粧品は洗面所に置いてあると思うんですけど、まだ残暑も続いているので、お風呂上がり、塗り忘れてしまうことがあったりしませんか? 気づいても取りに行くのが面倒だから、つけずじまいになってしまう。
だから私は、化粧水までは洗面所に置いてますけれど、乳液やスリミングパックは、コロコロするゴルフボールや、むくみ防止ソックスなどと一緒に、リビングのソファの下にある箱に入れてあるんです。はさみと同じ考えです。宅配便の段ボールを開けるためには玄関に必要だし、キッチンにもリビングにもはさみは必要ですよね? 1本しかない人は、「どこに置いたっけ?」と探さなければならない。
山田:老眼鏡と同じ考えですね(笑い)。安いモノでもいいから、家のそこかしこに置いておく方が便利!
アン ミカ:そう、同じです。私、ストレッチポールは寝室に置いてあるし、夜、起きたときに塗り直すアイクリームはランプの横に置いてます。
山田:アン ミカ先生、さすがです! また、お話、聞かせてくださいね。
■構成/山田美保子
『踊る! さんま御殿!!』(日本テレビ系)などを手がける放送作家。コメンテーターとして『ドデスカ!』(メ~テレ)、『アップ!』(同)、『バイキング』(フジテレビ系)、『サンデージャポン』(TBS系 )に出演中。CM各賞の審査員も務める。
※女性セブン2020年9月24日