芸能

聖人君子でなければならない芸能人 ストレスフルな現状

三浦春馬さんに続き、芸能界では自殺とみられる訃報が相次いでいる

 7月に亡くなった三浦春馬さん(享年30)に続き、芦名星さん(享年36)、藤木孝さん(享年80)、竹内結子さん(享年40)と、この2か月で有名俳優の自殺とみられる訃報が続いている。芸能界ではいま、何が起きているのか──。

 芸能人は人気商売である。だからこそ、“人の目”を気にして生きなくてはならない。そして、そんな芸能人たちを追いつめるのが、SNSやネット掲示板だ。

「かつては事務所やテレビ局が芸能人の周りを囲んで、ある意味で“都合のいい情報”しか伝えませんでした。でも、いまはSNSに書き込まれる視聴者のストレートな言葉が、そのまま芸能人に伝わってしまう」(芸能関係者)

「死ね」とか「やめろ」といった直接的な言葉だけではない。「もう40才なんだ、老けたね」とか、「あの子の方がかわいい」などといった、投稿者にとっては何気ない感想かもしれないが、本人にとってとても重い言葉が心を傷つけていく。

 韓国の芸能界で相次いだ自殺や、人気番組『テラスハウス』(フジテレビ系)に出演していた女子プロレスラー・木村花さん(享年22)の死も、SNS上の誹謗中傷が原因だったといわれている。鋼のような精神を持っていないとやっていられない世界になったが、その精神をずっと保っていられる人が、果たしてどれだけいるだろうか。

 かつて視聴者の間には、芸能人は「特別な人」という意識があった。麻薬パンツ事件の勝新太郎さんなどは典型だが、不倫騒動や薬物事件を起こしても、いまほどは取り沙汰されなかったものだ。怪しげでグレーなタニマチとの交際も、「芸能界はそういう世界だから」という認識で許容されることが多かった。

 しかし、最近は薬物事件や準強姦などの性犯罪を起こせば、一発で表舞台から消えることになる。大麻所持で逮捕された伊勢谷友介(44才)、強制性交罪で実刑判決を受けた新井浩文(41才)をはじめ、最近も問題を起こして“消えた”芸能人は枚挙に暇がない。

「犯罪ではない不倫でさえ、激しいバッシングを浴び、場合によっては長い間芸能活動を自粛せざるをえません」(前出・芸能関係者)

関連記事

トピックス

大谷の母・加代子さん(左)と妻・真美子さん(右)
《真美子さんの“スマホ機種”に注目》大谷翔平が信頼する新妻の「母・加代子さんと同じ金銭感覚」
NEWSポストセブン
トルコ国籍で日本で育ったクルド人、ハスギュル・アッバス被告(SNSより)
【女子中学生と12歳少女に性的暴行】「俺の女もヤられた。あいつだけは許さない…」 執行猶予判決後に再び少女への性犯罪で逮捕・公判中のクルド人・ハスギュル・アッバス被告(21)の蛮行の数々
NEWSポストセブン
二階俊博・元幹事長の三男・伸康氏が不倫していることがわかった(時事通信フォト)
【スクープ】二階俊博・元自民党幹事長の三男・伸康氏が年下30代女性と不倫旅行 直撃に「お付き合いさせていただいている」と認める
NEWSポストセブン
雅子さまにとっての新たな1年が始まった(2024年12月、東京・千代田区。写真/宮内庁提供)
《雅子さま、誕生日文書の遅延が常態化》“丁寧すぎる”姿勢が裏目に 混乱を放置している周囲の責任も
女性セブン
M-1王者であり、今春に2度目の上方漫才大賞を受賞したお笑いコンビ・笑い飯(撮影/山口京和)
【「笑い飯」インタビュー】2度目の上方漫才大賞は「一応、ねらってはいた」 西田幸治は50歳になり「歯が3本なくなりました」
NEWSポストセブン
司忍組長も姿を見せた事始め式に密着した
《山口組「事始め」に異変》緊迫の恒例行事で「高山若頭の姿見えない…!」館内からは女性の声が聞こえ…納会では恒例のカラオケ大会も
NEWSポストセブン
浩子被告の顔写真すら報じられていない
田村瑠奈被告(30)が抱えていた“身体改造”願望「スネークタンにしたい」「タトゥーを入れたい」母親の困惑【ススキノ首切断事件】
NEWSポストセブン
「好きな女性アナウンサーランキング2024」でTBS初の1位に輝いた田村真子アナ(田村真子のInstagramより)
《好きな女性アナにランクイン》田村真子、江藤愛の2トップに若手も続々成長!なぜTBS女性アナは令和に躍進したのか
NEWSポストセブン
筑波大学・生命環境学群の生物学類に推薦入試で合格したことがわかった悠仁さま(時事通信フォト)
《筑波大キャンパスに早くも異変》悠仁さま推薦合格、学生宿舎の「大規模なリニューアル計画」が進行中
NEWSポストセブン
『世界の果てまでイッテQ!』に「ヴィンテージ武井」として出演していた芸人の武井俊祐さん
《消えた『イッテQ』芸人が告白》「数年間は番組を見られなかった」手越復帰に涙した理由、引退覚悟のオーディションで掴んだ“準レギュラー”
NEWSポストセブン
10月1日、ススキノ事件の第4回公判が行われた
「激しいプレイを想像するかもしれませんが…」田村瑠奈被告(30)の母親が語る“父娘でのSMプレイ”の全貌【ススキノ首切断事件】
NEWSポストセブン
12月6日に急逝した中山美穂さん
《追悼》中山美穂さん、芸能界きっての酒豪だった 妹・中山忍と通っていた焼肉店店主は「健康に気を使われていて、野菜もまんべんなく召し上がっていた」
女性セブン