国内

立皇嗣の礼 大幅な縮小開催で「紀子さまが肩を落とされる」

“立皇嗣の礼は盛大に行いたい”とお考えだったという(撮影/JMPA)

 延期されていた「立皇嗣の礼」が、ついに動き出した。それは眞子さまがご結婚という「皇室を出る日」に向けて動き出すことを意味するという──。

 ある宮内庁関係者が声をひそめて話す。

「ここしばらく、秋篠宮ご夫妻の間には、ピリピリした空気が流れているそうです。ご夫妻のお考えが噛み合わないこともあるようで、秋篠宮さまと職員が話し合って決めたことでも、紀子さまが強い口調で異を唱えられることがあると聞いています」

 宮家に山積した諸問題に対応されるうち、ご夫妻が余裕を失われた場面もあったのかもしれない。近頃は、宮家の中に緊迫した空気が流れることがあったという。「立皇嗣の礼」はいつ行えるのか、長女・眞子さまと小室圭さんのご結婚はどうなるのかという、ご夫妻の悩みの種となっていた問題──それらがようやく、動き出そうとしている。

 9月28日、秋篠宮さまが皇位継承順位第1位の皇嗣になられたことを示す「立皇嗣の礼」が、11月中旬を目処に開催される方向で調整に入った。本来は4月に行われる予定だったが、新型コロナウイルスの感染拡大で延期。今後は感染状況を見極め、具体的な日程の検討に入る。しかし、多くの国民がイベントの自粛を余儀なくされる中で、「本当にいま行う必要があるのか」と疑問視する声もある。

「秋篠宮さまは国民がコロナに苦しめられている状況に強く胸を痛められています。“いま儀式を行えば国民はどう受け止めるのか”をたいへん気にされているようです。とはいえ、令和への御代がわりを締めくくる儀式である立皇嗣の礼を行わないと、秋篠宮さまのお立場は“宙ぶらりん”の状態が続くことになる。それを避けるためにも、なんとかして早く済ませたいが、“やはり国民の気持ちを考えると……”と葛藤を抱えられているようです」(別の宮内庁関係者)

 4月の時点では、中心的な儀式である「立皇嗣宣明の儀」の参列者を約350人から50人に限定、祝宴である「宮中饗宴の儀」は中止にした上で開催することになっていた。そのため、今回も規模は大幅に縮小されるとみられる。

 立皇嗣の礼は、秋篠宮さまが “次の天皇”になられることを、国をあげて海外にお披露目するものでもある。本来であれば、多くの外国の大使を招き、華々しく行われるはずだった。

「秋篠宮さまを傍で支えてこられた紀子さまは“感染の終息を待ってでも、儀式は盛大に行いたい”とお考えだとされてきました。それが、意に反して大幅な縮小開催となった。仕方がないとは理解されていても、大きく肩を落とされているのではないでしょうか」(皇室ジャーナリスト)

 規模縮小だけでなく、まだまだこの儀式は波乱含みだ。

※女性セブン2020年10月22日号

“30才までの結婚を意識されている”といわれる(昨年11月、東京・江東区=写真/JMPA)

関連記事

トピックス

近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン
真美子さん着用のピアスを製作したジュエリー工房の経営者が語った「驚きと喜び」
《真美子さん着用で話題》“個性的なピアス”を手がけたLAデザイナーの共同経営者が語った“驚きと興奮”「子どもの頃からドジャースファンで…」【大谷翔平と手繋ぎでレッドカーペット】
NEWSポストセブン
鶴保庸介氏の失言は和歌山選挙区の自民党候補・二階伸康氏にも逆風か
「二階一族を全滅させる戦い」との声も…鶴保庸介氏「運がいいことに能登で地震」発言も攻撃材料になる和歌山選挙区「一族郎党、根こそぎ潰す」戦国時代のような様相に
NEWSポストセブン
山尾志桜里氏に「自民入りもあり得るか」聞いた
【国民民主・公認取り消しの余波】無所属・山尾志桜里氏 自民党の“後追い公認”めぐる記者の直撃に「アプローチはない。応援に来てほしいくらい」
NEWSポストセブン
レッドカーペットを彩った真美子さんのピアス(時事通信)
《価格は6万9300円》真美子さんがレッドカーペットで披露した“個性的なピアス”はLAデザイナーのハンドメイド品! セレクトショップ店員が驚きの声「どこで見つけてくれたのか…」【大谷翔平と手繋ぎ登壇】
NEWSポストセブン
竹内朋香さん(左)と山下市郎容疑者(左写真は飲食店紹介サイトより。現在は削除済み)
《浜松ガールズバー殺人》被害者・竹内朋香さん(27)の夫の慟哭「妻はとばっちりを受けただけ」「常連の客に自分の家族が殺されるなんて思うかよ」
週刊ポスト
サークル活動に精を出す悠仁さま(2025年4月、茨城県つくば市。撮影/JMPA)
《普通の大学生として過ごす等身大の姿》悠仁さまが筑波大キャンパス生活で選んだ“人気ブランドのシューズ”ロゴ入りでも気にせず着用
週刊ポスト
遠野なぎこ(本人のインスタグラムより)
遠野なぎこさん(享年45)、3度の離婚を経て苦悩していた“パートナー探し”…それでも出会った「“ママ”でいられる存在」
NEWSポストセブン
「参政党パワー」の正体とは(神谷宗幣・代表)
叩かれるほどに支持が伸びる「参政党パワー」 スピリチュアリズム勃興の中で「自分たちは虐げられていると不安を感じる人たちの受け皿に」との指摘
週刊ポスト
レッドカーペットに登壇した大谷夫妻(時事通信フォト)
《産後“ファッション迷子期”を見事クリア》大谷翔平・真美子さん夫妻のレッドカーペットスタイルを専門家激賞「横顔も後ろ姿も流れるように美しいシルエット」【軍地彩弓のファッションNEWS】
NEWSポストセブン
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
「週刊ポスト」本日発売! 石破政権が全国自治体にバラ撒いた2000億円ほか
NEWSポストセブン