安倍首相(当時)主催の「桜を見る会」でも普段通り(時事通信フォト)
お笑いコンビ・ロザンの宇治原史規など他のインテリ派芸人とは趣が異なり、テレビ界で独特の存在感を放ち始めたカズレーザー。その魅力について、お笑い評論家のラリー遠田氏はこう分析する。
「クイズ番組で出題される問題は、学歴が高ければ解けるというものではありません。カズレーザーさんはもともと知識が豊富な上に知的好奇心が高く、クイズのための勉強を心から楽しめるからこそ、あれだけの結果を残しているのだと思います。
頭の回転が速く、物事の本質を瞬時に見抜く洞察力があるため、情報番組でもニュースに対して鋭く的確なコメントをすることができます。
また、カズレーザーさんには人間臭い感情の起伏がほとんど感じられず、他人に嫉妬したり、自分がどう見られるかを気にしたりすることなく、好きなことだけをやってのびのびと生きているように見えます。他人にどう見られるかを常に気にしているような人にとっては、マイペースを貫いている彼の生き方が魅力的に映るのでしょう」
マイペースを貫き、好きなことを楽しむという姿勢が、単なる“高学歴芸人”とは異なるカズレーザーの魅力に繋がっているようだ。今後もますます注目を集めていくのではないだろうか。
●取材・文/細田成嗣(HEW)