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2020.11.05 07:00  週刊ポスト

おじいちゃん呼称問題 「くそジジイのほうが嬉しい」の声も

73歳の漫画家・弘兼憲史氏、「おじいちゃん」と呼ばれることにどう感じる?

73歳の漫画家・弘兼憲史氏、「おじいちゃん」と呼ばれることにどう感じる?

 人生100年時代、若々しいシニアは増えている。そんな彼らがモヤモヤしているのが「呼称問題」。高齢者を「おじいちゃん」「おばあちゃん」と呼ぶことはあるが、呼ばれる方が不快に思うこともあるようだ。年齢の呼び方で言えば「還暦」「古稀」といった節目はあるが、男性はいつから「おじいちゃん」とされるのか。

 漫画家の弘兼憲史氏(73)が語る。

「理屈で線引きするならば、後期高齢者の75歳からでしょう。昔と違って今の60代は若いし、まだバリバリ働いて脂っぽいところを残しているけど、それが75くらいになると枯れてきますからね。その境目は非常にあいまいですが、仕事をリタイアすると自分がジジイだという心境になってくるものです。現役時代の肩書きや、社会での存在感が失われてくると、おじいちゃんだと実感するタイミングになります」

 弘兼氏の場合、孫が誕生してからは家族から「おじいちゃん」と呼ばれるが、外では経験したことはないという。現役でバリバリ働いているかどうかの差はあるだろう。

 さらに、社会的地位で判断される面もあるという。

「高齢であっても、国会議員や会社の社長、重役などに『おじいちゃん』と呼びかけたりはしないでしょう。テレビでは農業や漁業をされている高齢者には、『おじいちゃん』と話しかけたりする。見た目だけでなく、職業や社会的地位で“なんとなく偉い人”はおじいちゃんから除外するという妙な線引きはあります。ひどい話ですよ」(弘兼氏)

 そうした相手の意識も感じ取れるから、受け取る方も複雑なのだろう。

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