芸能

野性爆弾ロッシー 相方がブレイクしても嫉妬しない鈍感力

(写真右から)お笑いコンビ・野生爆弾のロッシーとくっきー!。ロッシーは吉本坂46(12月26日にライブ開催)の最年長メンバーとしても活躍中(写真提供/吉本興業)

(写真右から)お笑いコンビ・野生爆弾のロッシーとくっきー!。ロッシーは吉本坂46(12月26日にライブ開催)の最年長メンバーとしても活躍中

 近頃、繊細すぎる人を指す「HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)」という言葉をは、日本ではこの1~2年で急激に注目されるようになり、HSPを扱った書籍『「気がつきすぎて疲れる」が驚くほどなくなる「繊細さん」の本』(飛鳥新社)の売り上げは45万部を突破。芸能界でもベッキー(36才)や要潤(39才)、ロンドンブーツ1号2号の田村淳(46才)などが「自分はHSP」と次々に名乗り出るなど、ちょっとした社会現象になっている。

 HSPが増加する背景について、精神科医の片田珠美さんが言う。

「心理状態や性格傾向に名前がつけられると、『自分もそうではないか』と思う人が増える傾向にあります。特にHSPはメディアで取り上げられて認知度が上がったことで、急増しているフシがあります。5人に1人がその気質を持っているとされますが、自称している人の全員が本当にそんなに繊細なのか疑問です。

 ではなぜそう言いたがるのか。それは、現代の世の中を生きづらいと感じ、その理由をどこかに求めたいから。例えば会社や学校、家庭でうまくいかないとき、自分に能力や努力が足りないせいと考えれば、自己愛が傷ついてしまう。だから、それより、『自分が繊細すぎるからだ』と考えた方が納得しやすいのです」

 さらに、HSP増加を後押しするのが、“繊細”という言葉が持つイメージだ。

「特に女性は『あの人、鈍感よね』が悪口になる。鈍感よりは繊細な方がカッコイイという価値観があるのでしょう。同様に、英仏で結核が流行した19世紀当時、若くしてはかなく死ぬのが美しいという風潮が特に芸術家の間で生まれました」(片田さん)

 しかし、こうした状況の陰で「繊細でない人」が困惑しているのもまた事実。HSPが増えるに従い、こんな弊害も生まれている。

「“繊細だから”を盾に、職場などで特別扱いを求める人も増えており、上司が少し注意しただけでへそを曲げて出社しなくなる部下もいます」(片田さん)

 精神科医でハタイクリニック院長の西脇俊二さんは、繊細な人とその周りの人が共存するためにこんなアドバイスを送る。

「他人のふるまいにがっかりしたら、“私は過度な期待を相手にしていただけ”と認識すること。期待するのをやめると気持ちが楽になり前向きになれます。“大人の塗り絵”のような無心で取り組める趣味を見つけることも大切。脳がリラックスして、ストレスが緩和されます」

関連記事

トピックス

永野芽郁のマネージャーが電撃退社していた
《坂口健太郎との熱愛過去》25歳の永野芽郁が男性の共演者を“お兄ちゃん”と呼んできたリアルな事情
NEWSポストセブン
ウクライナ出身の女性イリーナ・ザルツカさん(23)がナイフで切りつけられて亡くなった(Instagramより)
《監視カメラが捉えた残忍な犯行》「刺された後、手で顔を覆い倒れた」戦火から逃れたウクライナ女性(23)米・無差別刺殺事件、トランプ大統領は「死刑以外の選択肢はない」
NEWSポストセブン
国民に笑いを届け続けた稀代のコント師・志村けんさん(共同通信)
《恋人との密会や空き巣被害も》「売物件」となった志村けんさんの3億円豪邸…高級時計や指輪、トロフィーは無造作に置かれていたのに「金庫にあった大切なモノ」
NEWSポストセブン
国民に「リトル・マリウス」と呼ばれ親しまれてきたマリウス・ボルグ・ホイビー氏(NTB/共同通信イメージズ)
ノルウェー王室の人気者「リトル・マリウス」がレイプ4件を含む32件の罪で衝撃の起訴「壁に刺さったナイフ」「複数の女性の性的画像」
NEWSポストセブン
愛子さまが佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”とは(時事通信フォト)
《淡いピンクがイメージカラー》「オシャレになった」「洗練されていく」と評判の愛子さま、佳子さまから学ぶ“ファッション哲学”
NEWSポストセブン
年下の新恋人ができたという女優の遠野なぎこ
《部屋のカーテンはそのまま》女優・遠野なぎこさん急死から2カ月、生前愛用していた携帯電話に連絡すると…「ポストに届き続ける郵便物」自宅マンションの現在
NEWSポストセブン
背中にびっしりとタトゥーが施された犬が中国で物議に(FB,REDより)
《犬の背中にびっしりと龍のタトゥー》中国で“タトゥー犬”が大炎上、飼い主は「麻酔なしで彫った」「こいつは痛みを感じないんだよ」と豪語
NEWSポストセブン
(インスタグラムより)
《“1日で100人と寝る”チャレンジで物議》イギリス人インフルエンサー女性(24)の両親が現地メディアで涙の激白「育て方を間違ったんじゃないか」
NEWSポストセブン
藤澤五月さん(時事通信フォト)
《五輪出場消滅したロコ・ソラーレの今後》藤澤五月は「次のことをゆっくり考える」ライフステージが変化…メンバーに突きつけられた4年後への高いハードル
NEWSポストセブン
石橋貴明、現在の様子
《白髪姿の石橋貴明》「元気で、笑っていてくれさえすれば…」沈黙する元妻・鈴木保奈美がSNSに記していた“家族への本心”と“背負う繋がり”
NEWSポストセブン
ドバイのアパートにて違法薬物所持の疑いで逮捕されたイギリス出身のミア・オブライエン容疑者(23)(寄付サイト『GoFundMe』より)
「性器に電気を流された」「監房に7人、レイプは日常茶飯事」ドバイ“地獄の刑務所”に収監されたイギリス人女性容疑者(23)の過酷な環境《アラビア語の裁判で終身刑》
NEWSポストセブン
Aさんの乳首や指を切断したなどとして逮捕、起訴された
「痛がるのを見るのが好き」恋人の指を切断した被告女性(23)の猟奇的素顔…検察が明かしたスマホ禁止、通帳没収の“心理的支配”
NEWSポストセブン