ミッキー&ミニーと一緒に船で登場
内田:他に印象に残っているのは、「連合三田会」のイベント司会などに呼ばれたこと。
馬場:私も局アナ時代から10年ほど「WASEDA稲門経済人の集い」の司会をやらせていただいてます。
内田:慶應創立150周年の節目には、ディズニーシーの一部を貸し切った記念イベントで司会をしました。安西祐一郎塾長とミッキー&ミニーと一緒に船で登場して、ペンライトを振りながらみんなで『若き血』を歌ったの(笑い)。
馬場:なにそれ、めちゃくちゃ楽しそう! 三田会はさすがですね。
内田:でも思うのは、早慶だからアナウンサー試験で有利とか、入社後に優遇されるということはない。あくまで1つのきっかけに過ぎないものだと思います。
馬場:私は日テレ時代に採用試験の面接官もやりましたが、近年のエントリーシートは大学名の記入欄がなくて、学部や専攻を書くだけでした。こちらから大学名を聞かないスタイルでやっていたんですよ。
内田:学歴で人を見ない風潮が高まっている中で、早慶出身というのは“お守り”みたいなものなのかも。
馬場:お守り! いいこと言うね。そうだと思う!
【プロフィール】
馬場典子(ばば・のりこ)/1974年、東京都生まれ。日テレ時代は『ジパングあさ6』や『The・サンデー』などに出演。女子アナユニット「BORA」メンバーとして地上デジタル放送推進大使なども務める。現在はフリーアナとして情報番組ほかイベント司会などもこなす
内田恭子(うちだ・きょうこ)/1976年、ドイツ・デュッセルドルフ生まれ。フジ時代は『すぽると!』メインキャスターを担当。現在はフリーアナ・タレントとして活動。親善大使を務める「オーストリア・ロースドルフ城 古伊万里再生プロジェクト」の特別展が大倉集古館で開催中(来年1月24日まで)。
取材・文■河合桃子
■撮影/高橋定敬
※週刊ポスト2020年11月27日・12月4日号