口元に手を運ぶ機会が多くなるということは、そのついでで、口や鼻を触ってしまう“リスク”も増えるということ。
「感染予防で大事なのは、手で目や鼻や口に触れないこと。マスク会食は、その部分への接触を増やすことになり、結果的に感染を広げることになりかねません。感染リスクを減らすためには、会食そのものを避けるしかない」(医療ジャーナリスト)
11月20日放送の『バイキングMORE』(フジテレビ系)では、3人の大学生がマスク会食を実践した様子を放送した。25分間で3人合わせて97回のマスクのつけ直しがあったと伝えている。
「会食を控えてほしい」その一言が言えない背景も、見え隠れする。
「マスク会食は、Go Toイートなどの政策を強行する中で提案されました。会食を控える呼びかけは、政策と矛盾する。苦肉の策であるのは明らかです。なかには“世紀の愚策”との声もある」(政治部記者)
菅政権の限界が、早くも見えてきた。
※女性セブン2020年12月10日号