思考→習慣→体の順に変えてみると……

 今、「痩せたい」と思っている人は、「自分がなぜ痩せなければならないのか」をもう一度考えてほしいとSunnyさんは言います。ダイエットサプリやジムの広告に踊らされていませんか? あるいは友達や異性の目を気にして、誰かと自分を比べて、「痩せたい」と思っていませんか?

「“こうでなきゃいけない”とか“こうあるべきだ”と決めつけているのは、いつも自分自身。他人によく思われるために本来の自分を見失い、自分自身を愛せなくなったら、いったい誰の人生を歩んでいるのかわからなくなってしまいますよ」(Sunnyさん)

“数字の奴隷”になることに終止符を打ったSunnyさんが選んだのは、ダイエットではなくボディメイクという概念でした。痩せることを目的とせず、思考を変え、習慣を変え、体を変える。ボディメイクのゴールは痩せることではなく、自分が好きな自分になること。一生なれない他人を目指すより、自分にしかない長所を探し、自分が心地よくてハッピーな体型をつくるのです。

フィットネストレーナー・Sunnyさんの美しい立ち姿

フィットネストレーナー・Sunnyさんの美しい立ち姿

 その経緯は、著書『ダイエットの終焉。』(小学館)にまとめられています。そのなかでSunnyさんは、痩せたこと以上に、メンタルが強くなり、自己肯定感が上がり、生きやすくなったことが嬉しいと述べています。

「まずは、姿勢を正してみましょう。胸を張り、背筋を伸ばして腹式呼吸で常に腹圧をかけるようにして腹筋に力を入れ、骨盤を立てることを意識するだけで、美しい姿勢になります。しかも、この姿勢を保つには意識と呼吸、インナーマッスルが必要。だから姿勢改善が一番身近で日常的にできるトレーニングなんです」(Sunnyさん)

 Sunnyさんによるとダイエットは短期決戦ですが、ボディメイクは一生もの。一度自分に合ったやり方を覚えれば、長い人生、ずっと理想の体を維持できます。

「もう、毎日体重計に乗って一喜一憂する必要はありません」(Sunnyさん)

◆文/前田恵

関連キーワード

関連記事

トピックス

NHK中川安奈アナウンサー(本人のインスタグラムより)
《広島局に突如登場》“けしからんインスタ”の中川安奈アナ、写真投稿に異変 社員からは「どうしたの?」の声
NEWSポストセブン
カラオケ大会を開催した中条きよし・維新参院議員
中条きよし・維新参院議員 芸能活動引退のはずが「カラオケ大会」で“おひねり営業”の現場
NEWSポストセブン
コーチェラの出演を終え、「すごく刺激なりました。最高でした!」とコメントした平野
コーチェラ出演のNumber_i、現地音楽関係者は驚きの称賛で「世界進出は思ったより早く進む」の声 ロスの空港では大勢のファンに神対応も
女性セブン
文房具店「Paper Plant」内で取材を受けてくれたフリーディアさん
《タレント・元こずえ鈴が華麗なる転身》LA在住「ドジャー・スタジアム」近隣でショップ経営「大谷選手の入団後はお客さんがたくさん来るようになりました」
NEWSポストセブン
元通訳の水谷氏には追起訴の可能性も出てきた
【明らかになった水原一平容疑者の手口】大谷翔平の口座を第三者の目が及ばないように工作か 仲介した仕事でのピンハネ疑惑も
女性セブン
襲撃翌日には、大分で参院補選の応援演説に立った(時事通信フォト)
「犯人は黙秘」「動機は不明」の岸田首相襲撃テロから1年 各県警に「専門部署」新設、警備強化で「選挙演説のスキ」は埋められるのか
NEWSポストセブン
歌う中森明菜
《独占告白》中森明菜と“36年絶縁”の実兄が語る「家族断絶」とエール、「いまこそ伝えたいことが山ほどある」
女性セブン
大谷翔平と妻の真美子さん(時事通信フォト、ドジャースのインスタグラムより)
《真美子さんの献身》大谷翔平が進めていた「水原離れ」 描いていた“新生活”と変化したファッションセンス
NEWSポストセブン
羽生結弦の元妻・末延麻裕子がテレビ出演
《離婚後初めて》羽生結弦の元妻・末延麻裕子さんがTV生出演 饒舌なトークを披露も唯一口を閉ざした話題
女性セブン
古手川祐子
《独占》事実上の“引退状態”にある古手川祐子、娘が語る“意外な今”「気力も体力も衰えてしまったみたいで…」
女性セブン
ドジャース・大谷翔平選手、元通訳の水原一平容疑者
《真美子さんを守る》水原一平氏の“最後の悪あがき”を拒否した大谷翔平 直前に見せていた「ホテルでの覚悟溢れる行動」
NEWSポストセブン
5月31日付でJTマーヴェラスから退部となった吉原知子監督(時事通信フォト)
《女子バレー元日本代表主将が電撃退部の真相》「Vリーグ優勝5回」の功労者が「監督クビ」の背景と今後の去就
NEWSポストセブン