ライフ

三国港の越前がに 1.1kg以上の「皇室献上級」は1杯6万円超

越前がには様々な方法で楽しめる

皇室献上級の「越前がに」は焼き蟹・刺し蟹・茹で蟹の3種類で楽しめる

 冬の味覚であるカニ。そのなかで、皇室に毎年献上される唯一のカニが三国港に水揚げされた「越前がに」だ。1.1キロ以上の高品質のものを、三国町の鮮魚店4社が持ち回りで調理して献上している。そして、同等の重さと品質の越前がには皇室献上級としてセリにかけられる。

 三国港のセリ場の目の前にある「越前 蟹の坊」は、明治時代に創業した三国町・越前加賀海岸国定公園内の老舗料理旅館「望洋楼」の直営レストラン。最高峰の越前がに料理で食通や文化人らを唸らせてきた同旅館は2021年秋まで改装工事で休業しているが、「越前 蟹の坊」でも望洋楼の神髄を堪能できる越前がに料理を楽しめる。

 皇室献上級の越前がにを1杯丸ごと好みの調理で味わえるメニューは、大ぶりの身を口に入れた瞬間、凝縮した旨味に身悶えること間違いなし。通常の越前がにのメニューも多彩で、1人1杯の「茹で蟹」が付くフルコース(2万9150円~)は1人前から注文できるなど、カニ好きにはたまらない配慮だ。

『皇室献上級(1.1kg~)越前がに』1杯 6万1820円
調理法は「刺し蟹、焼き蟹」、あるいは「茹で蟹」を選べる

・刺し蟹
 新鮮でなければ味わえない地元の名店ならではの逸品。ねっとりとした色白の身は噛むほどに旨味と磯の香りがあふれる。
※セリの状況により価格が変動する場合あり

・焼き蟹
 盛り付けから客が食べる時間まで緻密に計算したレアな焼き加減が絶妙だ。濃厚な風味のカニ味噌を付けた香ばしい身は至福の味。

 注文を受けてから、店内の生簀で選んだ生きたカニを調理するのだが、客が好きなカニを選んで調理してもらうこともできる。

・せいこわっぱ寿し(3700円)

持ち帰り専用の逸品

持ち帰り専用の逸品

 ズワイガニの雌「セイコガニ」2杯分の身、外子、そして“赤いダイヤ”と呼ばれる内子が盛り付けられた持ち帰り専用の逸品。

◆『越前 蟹の坊』

注文を受け店内の生簀から新鮮なカニを取り調理する

注文を受け店内の生簀から新鮮なカニを取り調理する

【住所】福井県坂井市三国町宿1-16
【営業時間】時期により異なる。今シーズンの12月~1月の場合/平日:11時~14時半(L.O.)、17時~19時半(L.O.)※12月30日・31日は11時~16時半(L.O.)。土・日・祝・1月2日~5日:11時~19時半(L.O.)
【定休日】火曜日、1月1日。臨時休業あり。
※2月以降は電話やメールで問い合わせを。予約は11時開始のみ可(シーズン中の平日は17時開始も予約可)

関連記事

トピックス

大谷の母・加代子さん(左)と妻・真美子さん(右)
《真美子さんの“スマホ機種”に注目》大谷翔平が信頼する新妻の「母・加代子さんと同じ金銭感覚」
NEWSポストセブン
トルコ国籍で日本で育ったクルド人、ハスギュル・アッバス被告(SNSより)
【女子中学生と12歳少女に性的暴行】「俺の女もヤられた。あいつだけは許さない…」 執行猶予判決後に再び少女への性犯罪で逮捕・公判中のクルド人・ハスギュル・アッバス被告(21)の蛮行の数々
NEWSポストセブン
二階俊博・元幹事長の三男・伸康氏が不倫していることがわかった(時事通信フォト)
【スクープ】二階俊博・元自民党幹事長の三男・伸康氏が年下30代女性と不倫旅行 直撃に「お付き合いさせていただいている」と認める
NEWSポストセブン
雅子さまにとっての新たな1年が始まった(2024年12月、東京・千代田区。写真/宮内庁提供)
《雅子さま、誕生日文書の遅延が常態化》“丁寧すぎる”姿勢が裏目に 混乱を放置している周囲の責任も
女性セブン
M-1王者であり、今春に2度目の上方漫才大賞を受賞したお笑いコンビ・笑い飯(撮影/山口京和)
【「笑い飯」インタビュー】2度目の上方漫才大賞は「一応、ねらってはいた」 西田幸治は50歳になり「歯が3本なくなりました」
NEWSポストセブン
司忍組長も姿を見せた事始め式に密着した
《山口組「事始め」に異変》緊迫の恒例行事で「高山若頭の姿見えない…!」館内からは女性の声が聞こえ…納会では恒例のカラオケ大会も
NEWSポストセブン
浩子被告の顔写真すら報じられていない
田村瑠奈被告(30)が抱えていた“身体改造”願望「スネークタンにしたい」「タトゥーを入れたい」母親の困惑【ススキノ首切断事件】
NEWSポストセブン
「好きな女性アナウンサーランキング2024」でTBS初の1位に輝いた田村真子アナ(田村真子のInstagramより)
《好きな女性アナにランクイン》田村真子、江藤愛の2トップに若手も続々成長!なぜTBS女性アナは令和に躍進したのか
NEWSポストセブン
筑波大学・生命環境学群の生物学類に推薦入試で合格したことがわかった悠仁さま(時事通信フォト)
《筑波大キャンパスに早くも異変》悠仁さま推薦合格、学生宿舎の「大規模なリニューアル計画」が進行中
NEWSポストセブン
『世界の果てまでイッテQ!』に「ヴィンテージ武井」として出演していた芸人の武井俊祐さん
《消えた『イッテQ』芸人が告白》「数年間は番組を見られなかった」手越復帰に涙した理由、引退覚悟のオーディションで掴んだ“準レギュラー”
NEWSポストセブン
10月1日、ススキノ事件の第4回公判が行われた
「激しいプレイを想像するかもしれませんが…」田村瑠奈被告(30)の母親が語る“父娘でのSMプレイ”の全貌【ススキノ首切断事件】
NEWSポストセブン
12月6日に急逝した中山美穂さん
《追悼》中山美穂さん、芸能界きっての酒豪だった 妹・中山忍と通っていた焼肉店店主は「健康に気を使われていて、野菜もまんべんなく召し上がっていた」
女性セブン