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アベノマスク受注業者 プレハブ脱出で社長が「農業転身」宣言

今は何をやっているのか?

今は何をやっているのか?

 安倍晋三・前首相の肝いり政策だったアベノマスクの“謎の受注業者”として注目を集めた、福島県の木質ペレット輸入会社「ユースビオ」。

 約32億円もの大型受注を引き受けたが、その後、登記上の本店の所在地がプレハブ長屋の一室だったことが発覚。本誌・週刊ポストが7月末に訪れると、郵便受けの社名は消され、本店所在地は同社社長・樋山茂氏の自宅に移っていた。

 あれから5か月、再び福島に赴くとプレハブ長屋はもぬけの殻。室内は外から丸見えになっていたが、机やソファ、資材もない。近隣住民がいう。

「新しい業者が入るみたいです。樋山社長は、“コロナで海外との貿易が上手くいかないから農業でもやろうかな”と話していました」

 自宅前で樋山社長に聞いた。

「マスクの件でメディアだけでなく、得体の知れない連中が押しかけてきて迷惑していたので、あそこ(プレハブ長屋)は夏に引き払いました。

 マスク関連の仕事はあれっきりで、その後は一切関わっていない。詳しいことは話せませんが、以前と変わらずベトナムを中心に輸出入の仕事を続けているし、たしかに農業もやっていますよ」

 マスク受注の経緯はいまだ謎のままだ。

※週刊ポスト2021年1月1・8日号

郵便受けの社名は消されている

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