将来住むために「管理し続ける」

 現在予定はないが、将来は自分や親族が住むかもしれないといった場合の選択肢です。空き家の適切な管理には、建物や敷地内の見回り、ポスト周りの清掃、室内空気の入れ替えなどが定期的に必要です、自身でできない場合は「空き家管理サービス」を利用する方法もあります。月に1回の頻度で5000円から1万円程度が相場です。該当地域でこうしたサービスの提供事業者がいるか調べてみましょう。

リフォーム助成金を活用して「住む」

 もちろん、自身や親族がそこに住むパターンもあるでしょう。耐震診断や耐震改修、バリアフリーや省エネリフォームについて、多くの自治体が補助金や助成金を用意しているので確認するとよいでしょう。

 こうした助成金制度や減税制度などに詳しいリフォーム会社を選ぶと、なお安心です。複数社から見積もりを取り、その中身をよく見比べてみたいところです。その際のコツは「同条件で見積もりを取ること」「記載内容が大雑把でないこと」など。住宅リフォーム推進協議会の「標準契約書式」と同レベルのものが望ましいでしょう。

 いずれにしても最も大事なのは、空き家をどうするか、早めに意思決定することです。時間が経過するほど周囲にライバルの空き家が増える一方です。なんとなく意思決定を先延ばしにしたまま放置する、あるいは相続で揉めて動けないというのが最悪のパターンです。自身や家族・親族にとっての最適解を見つけてください。

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