「B型のプロアスリートが、『体力をつけるためにたくさんお米や麺を食べなさい』という指導を幼少期から受けていたが、思うように体は成長せず、パフォーマンスが出せなかったケースがありました。そこで同じ糖質でも穀物からでなく果物や根菜類を食べるなど提案したところ、消化による胃腸の疲れも減り、パフォーマンスが変わりました。オリンピックや全国大会へ出場する選手も出ています。
プロをサポートする際は、150種類以上の食べ物の中から消化に向いている食べ物とそうでない食べ物を採血により解析しますが、そこまでしなくても、普段の食事の中で『これを食べると体調がいい』とか『これはあまり合わないな』など、自分の体感やお通じに着目すると、違いがわかり、食べ物のパワーを味方につけられるはずです」(三戸さん)
自分の体の声に耳を澄まし、その性質や傾向を正しく知った人から健康になれる、そんな時代が、もうやってきている。まずは私たちの体質にぴったり合った、温かいみそ汁と白いご飯から始めようか。
※女性セブン2021年1月7・14日号