その松本は、西野が絵本作家への転身を表明し“芸人引退”を宣言(その後すぐに「漫才をする絵本作家」へと引退を撤回)した際、「人を楽しませることがうれしい」という気持ちがお笑い芸人になるきっかけや根本であると苦言を呈したうえで、「今どれくらいの人を楽しませているのか、1日で誰を笑わせたのか。もっと振り返ってみたら見えてくるような気がする」と芸人としての姿勢を諭した。
「ただ、松本さんは西野さんのやり方を完全に否定しているわけでもないでしょう。その後も共演はしていますし、西野さんの戦略に感心していましたから」(前出・お笑い番組ディレクター)
西野が描く未来は、松本が歩んできた道とは違うかもしれない。しかし、「人を楽しませたい」という思いは同じはず。西野が見せる姿は、新たな芸人のスタイルなのかもしれない。