サンド富澤のメールがきっかけだった

サンド富澤のメールがきっかけだった

小池都知事のモノマネ始めるきっかけはサンド富澤のメール

 八幡の魅力は、パンチのある声質と声量だが、こうしてモノマネのレパートリーについて話し始めると、さらに声に張りが出て、ボリュームも大きくなる。

「小池さんのモノマネを始めたのは事務所(グレープカンパニー)の(サンドウィッチマンの)富澤(たけし)さんからのメールがきっかけでした。小池さんが都知事に当選したタイミングですぐに『小池さんのモノマネをしろ』と1行だけ。淡々としたものでした(笑い)。実は最近、さらに小池さんに似てきたって言われるんです。年齢的に顔の肌が重力に負けてきたせいで、近づいたと思うんです。怒られちゃいますかね(笑い)」

 彼女がお笑いをやめたいと思わないのは、信じ続けている自身のセンスや実力に加えて、富澤のような先輩が近くで見守ってくれているのも理由だろう。

『グレープカンパニー』はサンドウィッチマンを筆頭に、斎藤工、菅野美穂をはじめとするコアなファンをもつ永野。さらにはカミナリ、東京ホテイソンなど、近年、賞レースにその名を刻むコンビや、ティモンディのような子供に人気のコンビなどなど、所属芸人の幅と共に事務所の知名度が急激に上がってきている。

「永野さんのような奇才を目指す人もいるし、サンド(ウィッチマン)さんのような芸人になりたいと言って入ってくる若手も増えました。そういう両極の芸人が居るのがいいんですかね。それに社長の中村歩がめちゃめちゃ楽しい人なのに、すごく、しっかりしているんです」と、中堅所属芸人として、キチンと事務所の分析もできている八幡なのである。

「だから私のようなBBA(ババア)は弾かれちゃうかなぁと思ったりもしますけど。あ、最近は、ババアという言葉もコンプラインアンスに引っかかってしまうんでしょうか。やりにくくなりましたね(苦笑)」

仕事再開に備えて専門学校にも通う

 だが、八幡カオルは全く諦めていないし、新たなことにもチャレンジしている。

「若いころ、バンドをしていたこともあって、本格的に音楽をやろうと思っていてDTM(デスクトップミュージックの略。パソコンなどを使って音楽を制作すること)を学ぶために週イチで専門学校に通っているんです。お金ないのに、そんなことやってる場合かって言われちゃうかもしれませんが、芸人として、お笑いの仕事が再開したら…と思ったら、色々準備をしなければと。そっちの気持ちのほうが全然強いんです」

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