昨年はメガネベストドレッサー賞も受賞(時事通信フォト)

昨年はメガネベストドレッサー賞も受賞(時事通信フォト)

「ファッション雑誌『Popteen』のモデルとして生見の先輩にあたるのが、藤田ニコルや池田美優(みちょぱ)です。ただ、飾らないスタンスでバラエティを中心に活躍してきた先輩2人は、演技が得意ではないためドラマへの出演は避けているといわれています。

 対して、生見はモデルとしてキャラに悩む中で、一時期は “不思議ちゃん”になる努力をしたこともあるとか。藤田らに比べると、演じることへのハードルは低いのかもしれません」(飲用てれび氏)

 そんな生見が主演を務める『おしゃれの答えがわからない』は、“おしゃれアレルギー”を持つ冴えない大学生の主人公が、様々な出会いをきっかけに垢抜けていくという青春ラブコメディだ。ポイントはドラマ内で漫画的なキャラクターを生見がどう演じるかにあると飲用てれび氏は指摘する。

「今回のドラマで彼女が演じるのは、地味な女子大学生がおしゃれに変貌を遂げるという役どころ。これだけ聞くと“王道”にも見える少女漫画的なストーリーです。

 先だって公開された映像には、白目をむくといった漫画的な演技も散見されます。漫画的なキャラクターを違和感なく演じられる主演級の俳優は、女性ではその筆頭に深田恭子が挙げられますが、あまり多くはありません。実力が未知数な生見がどのような演技を見せるのか、期待したいです」

 誰もが認めるカリスマモデルが地味な格好をするというギャップも見どころだが、やはり物語自体は王道といえば王道である。そうしたなか『Popteen』を卒業した生見が、主演ドラマを通じて“ポスト深田恭子”として女優の才能を開花させることができるかどうかが、今後の活躍の鍵となりそうだ。

◆取材・文/細田成嗣(HEW)

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