オーディション番組に審査員として出演したKoki,(画像は公式Twitterより)
Koki,のウェイボーのフォロワー数は、2年前に比べて2倍以上の104万人に達し、2019年にはウェイボー・スターライト・アワーズで「年間人気賞」を受賞している。以前は、木村拓哉の娘として紹介されることの多かったKoki,だが、近頃は「Koki,」や「木村光希」と“単独”で紹介されることも増えているという。
中国を舞台とした次なる“野望”
こうした活躍を支えるのは、母親の静香だ。Koki,は静香が代表を務める個人事務所に所属しており、海外での仕事の際には静香も同行するケースが多い。グローバルなステージママぶりは、Koki,がまだ物心つかない頃から始まっている。姉のCocomi(19才)と共に、幼稚園からインターナショナルスクールに通わせ、日常的に外国語に触れる機会を大切にしてきた。
「自宅での会話も日本語は使わずに、英語かフランス語で話していたといわれています。静香さんは、以前から娘たちにはグローバルに活躍してほしいという考えが強かったんです」(木村家の知人)
2019年にはシャネルのモデルとして、世界のトップモデルと肩を並べてパリコレのランウェイを歩いている。着実にステップアップを続けるKoki,にとって、中国進出は当然のことだ。
「現在、中国のエンタメシーンはバブルの様相を呈しています。アジア中からスターを集めようとしていることもあり、出演料が高騰しています。『創造営2021』でのKoki,さんの出演料は、1本300万元(約4800万円)はくだらないとみられています」(中国芸能事情に詳しいジャーナリストの周来友さん)
出演料もトップスター級となったKoki,だが、今回の審査員としての出演はほかにも大きな意味合いがあるという。
「昨年10月末、『創造営2021』の演出家が、今後、番組にかかわるスターとして『以前は非常に影響力のある国際的なグループに所属していたアーティスト』と発言したと、現地のメディアが報じました。これが木村さんなのではないかと話題になったんです。それが蓋を開けてみれば木村さんではなく、娘のKoki,さんでした。それでもここまで盛り上がったことで“偉大な父に並んだ”などと話題を呼んでいるんです」(前出・中国メディア関係者)
今後もKoki,はこの番組にかかわっていくとみられているが、早くも「オーディション参加者に演技などの指導をしてほしい」と、視聴者から期待の声もあがっている。そしてKoki,は、次のステージを見据えている。
「Koki,さんは静香さんのソロデビュー30周年記念アルバムで、3曲の作曲を手がけました。音楽的なセンスも持ち合わせていて、歌も上手なんです。以前、Cocomiさんのインスタグラムで姉妹でのデュエットを披露したことがあるのですが、Koki,さんの透き通るような高音が、静香さんの歌声に似ていると話題になりました。
Koki,さんが常々『母のような女性になりたい』と口にしているのは有名な話ですから、中国を舞台に中国語での歌手デビューが噂されているのです」(前出・中国メディア関係者)
Koki,の躍進は始まったばかりだ。
※女性セブン2021年3月25日号