芸能

満島ひかりが小五郎役など独自アレンジで文豪の名作が相次ぎドラマ化

フリー女優の道は険しい!?

満島ひかりが明智小五郎役に

 文豪たちが書いた小説はこれまで何度も映像化されてきたが、最近、「少年」がテーマの名作が相次ぎドラマ化されている。独自のアレンジが加わることも多いようだ。時代劇研究家でコラムニストのペリー荻野さんがその見どころについて解説する。

 * * *
 この春、「少年と名作」をテーマにしたドラマシリーズが二作登場した。ひとつは3月23日から3日連続で放送されたNHK BSプレミアム『シリーズ江戸川乱歩短編集Ⅳ 新!少年探偵団』、もうひとつはWOWOW『文豪少年!~ジャニーズJr.で名作を読み解いた~』(毎週日曜午後11時~)である。

『江戸川乱歩短編集』は、昭和から人気の乱歩の「少年探偵団」シリーズを原作に、『文豪少年!』は宮沢賢治、夏目漱石など日本を代表する文豪の作品をとりあげている。共通しているのは、どちらも約30分の一話完結であること。そして、原作を独特のスタイルでアレンジしていることである。

『少年探偵団』は、変幻自在の怪盗「二十面相」の犯罪を追う。第一話「怪人二十面相」では次々起こる盗難事件に立ち向かい、第二話「少年探偵団」では「黒い魔物」の噂でもちきりの東京で連続した少女誘拐事件を調査、そして第三話「妖怪博士」では、重要な書類と少年が失踪。洞窟の書斎で不気味に微笑む蛭田博士(麿赤児)の顔が夢に出そうだった。

 どの事件でも小説に出てくる小林少年はじめ、少年探偵団が活躍するのだが、このドラマがすごいのは、名探偵・明智小五郎を満島ひかりが演じていることである。満島はつけヒゲをし、男物のコートを着て現場に現れたりする。変装というより「そのまんま満島ひかり」。二十面相も人を煙に巻くのが得意だが、名探偵のほうがよっぽど不思議ムードを醸し出した。

『文豪少年』は、ジャニーズJr.「少年忍者」の十二人が十作品に出演。原作と設定がまったく違う話も多い。

関連記事

トピックス

草葉の陰で何を思うか
小澤征爾さん「お別れ会」に長男・小澤征悦と妻・桑子真帆アナは参加せず 遺産管理を巡り実姉との間に深い溝
女性セブン
内田容疑者とともに殺人容疑がかけられている19歳のA子。内田容疑者のSNSにはA子が頻繁に登場していた
共犯の19歳A子を“舎弟”と呼んだ内田梨瑚容疑者(21) 殺害直後、タバコ片手にノリノリで『非行少女』を歌う姿をSNSに投稿 「頬を寄せながら……」【旭川・女子高生殺害】
NEWSポストセブン
訪英に向け、慎重を期されている(4月、東京・千代田区。撮影/JMPA)
【消せないトラウマ】雅子さま、訪英直前の記者会見は欠席か ロンドン到着後の日程も不透明 「慎重すぎるのでは…」との指摘も
女性セブン
坂口憲二(時事通信フォト)
映画『キングダム』“第5弾以降”の撮影が7月に開始へ、坂口憲二が出演か 『教場』で共演した木村拓哉が復帰を後押し
女性セブン
殺人未遂容疑で逮捕された笹山なつき容疑者
《鹿児島2歳児カッター切りつけ》3月末に10人退職…“要塞”と揶揄される保育園の中で何が「口調の強い園長先生」「新卒職員が2カ月で髪ボサボサで保護者会に…」近隣住民語る10年前の異変
NEWSポストセブン
殺人容疑で逮捕された内田梨湖容疑者(SNSより)
《強気な性格の私も愛して》内田梨瑚容疑者がSNSの写真転載にキレた背景に加工だらけのTikTok投稿【旭川・女子高生殺害】
NEWSポストセブン
「完封デート」の小笠原慎之介選手(時事通信)
中日・小笠原慎之介“北川景子似美女”と焼肉→ホテルの「完封デート」撮 “モテないキャラ”も育んでいた遠距離愛
NEWSポストセブン
殺人容疑で逮捕された内田梨瑚容疑者(SNSより)
《17歳の女子高生を殺害》昼は化粧品店で働いた内田梨瑚容疑者(21)が旭川の繁華街「未成年飲酒・喫煙」界隈で見せていた「ヤンキー系」素顔
NEWSポストセブン
トンボ論文で話題になった悠仁さま
悠仁さま「トンボ研究」が一段落 赤坂御用地内の御池の改修工事は10年の沈黙を破って再開
女性セブン
三田寛子と中村芝翫夫婦の家で、芝翫と愛人が同棲しているという
【不倫真相スクープ】三田寛子、実家を乗っ取られた? 中村芝翫と愛人の生活が“通い愛”から同棲に変化 ガレージには引っ越しの段ボールが山積み
女性セブン
自転車で牧場を回られる陛下、雅子さま、愛子さま
愛子さまが御料牧場でタケノコ掘り、ご一家でのサイクリング、愛猫&愛犬…貴重な写真を公開
女性セブン
殺人容疑で逮捕された内田梨瑚容疑者(SNSより)
「リコ的に“年下に舐めた態度をとられた”」17歳女子高生を橋から落とした21歳容疑者が引けなくなった「イキリ体質」証言【旭川・女子高生殺害】
NEWSポストセブン