「練習非公開」の理由とは?(時事通信フォト)

「4回転アクセルを跳びたい根本の理由は“納得したい”から」と羽生選手(時事通信フォト)

 前出のフィギュア関係者も4回転アクセルのお披露目に期待する。

「コロナの影響で、今シーズンはあまり大会に出場できなかったため、実戦不足は否めません。世界選手権では直前に4回転アクセルを断念したとの報道もありましたが、国別対抗戦ではプログラムに4回転アクセルを組み込んでくるかもしれない。

 スターズ・オン・アイスでも、ファンサービスとしてだけでなく、“北京五輪に向けた実戦練習”として4回転アクセルに挑戦するかもしれませんよ。本人は決して口にしませんが、その成功の先に金メダルがあると信じていると思います」

 10日に発表された映像のなかで、国別対抗戦への意気込みを聞かれた羽生選手は「誰かの光になれるように」と書いたフリップを掲げ、その理由をこう語った。

「世界選手権は完全にいい演技だったとはいえないんですけど、それでも勇気をもらえましたとか、希望の光でしたとか、そういう言葉をいただいたときに、ぼくはたとえ結果がよくなかったとしても、いい演技だったと自分が納得できる演技じゃなかったとしても、誰かのためになれてるのかなっていう感じがして、それを常に心の中に持ちながら、演技したいなぁというふうに思ってこの言葉にしました」

 4回転半、そしてその先にある金メダルに挑むという揺るぎない信念は“光”となって多くの人に届き、心配の声も吹き飛ばしてくれるだろう。

※女性セブン2021年4月29日号

長年、王座に君臨してきた

長年、王座に君臨してきた(2018年8月)

絞られた細身の肉体

絞られた細身の肉体(2018年8月)

今回、疲れも口にした羽生

2018年8月カナダにて

車に荷物を

車に荷物を積む(2018年8月)

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