芸能

東出昌大、不倫離婚後も名だたる監督が求める「俳優としての異物感」

東出の“復活”か(時事通信フォト)

東出の“復活”か(時事通信フォト)

 俳優・東出昌大が今秋公開の映画『草の響き』(斎藤久志監督)で3年ぶりに主演を務めることが発表されるとネット上は大荒れ。不倫離婚の余波はいまだ大きいようだが、「プライベートのことは抜きにしても、俳優として演技力無いのによく主演できるなって不思議に思いました」といった演技に関する辛辣なコメントも並んでいる。

「大根」「棒演技」などと辛口な批判をされることが多い東出だが、なぜスキャンダル後も映画出演が途絶えないのだろうか。実は東出には、名だたる監督たちからその演技力を評価されている事実があるのだ。

 東出の出演作『スパイの妻』でベネチア国際映画祭銀獅子賞(最優秀監督賞)を受賞した黒沢清監督は、彼の演技について「僕は大好き」「あやしいんですよね。妖怪の“怪”のあやしさもあるし、“妖”のあやしさもある。あやしさを持っていて、出てきた瞬間に何かが起こりそうなところが大好き。そのあやしさをふんだんに発揮してくれました」と舞台挨拶で大絶賛している。

 女優・唐田えりかと不倫するきっかけとなってしまった主演作『寝ても覚めても』の濱口竜介監督も公開当時のインタビューで東出の魅力を熱弁。「まず、第一に“外見”。そこが(東出が演じた役の)麦に必要な要素でした。とても大きいから、集団のなかでもひときわ目立つし、黙って立っている時の異質な感じがすごい。また、カンヌで実感したんですが、本当にきれいな顔をしていて、とてもミステリアスな印象を受けます」と褒めちぎっていた。ちなみに濱口監督は今年のベルリン国際映画祭で審査員グランプリを受賞しており、東出が日本を代表する監督たちに愛されているのは間違いない。

関連キーワード

関連記事

トピックス

小磯の鼻を散策された上皇ご夫妻(2025年10月。読者提供)
美智子さまの大腿骨手術を担当した医師が収賄容疑で逮捕 家のローンは返済中、子供たちは私大医学部へ進学、それでもお金に困っている様子はなく…名医の隠された素顔
女性セブン
吉野家が異物混入を認め謝罪した(時事通信、右は吉野家提供)
《吉野家で異物混入》黄ばんだ“謎の白い物体”が湯呑みに付着、店員からは「湯呑みを取り上げられて…」運営元は事実を認めて「現物残っておらず原因特定に至らない」「衛生管理の徹底を実施する」と回答
NEWSポストセブン
北朝鮮の金正恩総書記(右)の後継候補とされる娘のジュエ氏(写真/朝鮮通信=時事)
北朝鮮・金正恩氏の後継候補である娘・ジュエ氏、漢字表記「主愛」が改名されている可能性を専門家が指摘 “革命の血統”の後継者として与えられる可能性が高い文字とは
週刊ポスト
英放送局・BBCのスポーツキャスターであるエマ・ルイーズ・ジョーンズ(Instagramより)
《英・BBCキャスターの“穴のあいた恥ずかしい服”投稿》それでも「セクハラに毅然とした態度」で確固たる地位築く
NEWSポストセブン
箱わなによるクマ捕獲をためらうエリアも(時事通信フォト)
「箱わなで無差別に獲るなんて、クマの命を尊重しないやり方」北海道・知床で唱えられる“クマ保護”の主張 町によって価値観の違いも【揺れる現場ルポ】
週刊ポスト
火災発生後、室内から見たリアルな状況(FBより)
《やっと授かった乳児も犠牲に…》「“家”という名の煉獄に閉じ込められた」九死に一生を得た住民が回想する、絶望の光景【香港マンション火災】
NEWSポストセブン
11月24日0時半ごろ、東京都足立区梅島の国道でひき逃げ事故が発生した(右/読者提供)
【足立区11人死傷】「ドーンという音で3メートル吹き飛んだ」“ブレーキ痕なき事故”の生々しい目撃談、28歳被害女性は「とても、とても親切な人だった」と同居人語る
NEWSポストセブン
「アスレジャー」の服装でディズニーワールドを訪れた女性が物議に(時事通信フォト、TikTokより)
《米・ディズニーではトラブルに》公共の場で“タイトなレギンス”を普段使いする女性に賛否…“なぜ局部の形が丸見えな服を着るのか” 米セレブを中心にトレンド化する「アスレジャー」とは
NEWSポストセブン
日本体育大学は2026年正月2日・3日に78年連続78回目の箱根駅伝を走る(写真は2025年正月の復路ゴール。撮影/黒石あみ<小学館>)
箱根駅伝「78年連続」本戦出場を決めた日体大の“黄金期”を支えた名ランナー「大塚正美伝説」〈1〉「ちくしょう」と思った8区の区間記録は15年間破られなかった
週刊ポスト
「高市答弁」に関する大新聞の報じ方に疑問の声が噴出(時事通信フォト)
《消された「認定なら武力行使も」の文字》朝日新聞が高市首相答弁報道を“しれっと修正”疑惑 日中問題の火種になっても訂正記事を出さない姿勢に疑問噴出
週刊ポスト
ラオスへの公式訪問を終えた愛子さま(2025年11月、ラオス。撮影/横田紋子)
《愛子さまがラオスを訪問》熱心なご準備の成果が発揮された、国家主席への“とっさの回答” 自然体で飾らぬ姿は現地の人々の感動を呼んだ 
女性セブン
山上徹也被告(共同通信社)
「金の無心をする時にのみ連絡」「断ると腕にしがみついて…」山上徹也被告の妹が証言した“母へのリアルな感情”と“家庭への絶望”【安倍元首相銃撃事件・公判】
NEWSポストセブン