離婚時に元夫にかけた「温情」が一切顧みられなかったことも、杏のショックに追い打ちをかけたようだ。前出の知人が続ける。
「不倫発覚で、東出さんは4本あったCMのすべてを降板しました。その違約金は2億円ともいわれていて、東出さんは所属事務所に肩代わりしてもらっているようです。その事情を知る杏さんは不倫された側なのに、東出さんに慰謝料を求めませんでした。彼女が手に入れたのは、夫婦で2分の1ずつ所有していた自宅だけです。この先、彼に待ち受ける厳しさを考慮したのでしょう。
それなのに、東出さんが提示した養育費が1人1万円……複雑な感情を抱いたはずです」
杏の見立て通り、東出は厳しい局面に立たされている。今年4月に公開された映画『BLUE/ブルー』や今秋公開予定の主演映画『草の響き』は、不倫騒動前に決まっていた仕事。前出の『コンフィデンスマンJP』がクランクアップした4月中旬以降は、表立った仕事は発表されていない。“無い袖は振れない”とは言うが、父としての責任感が問われている。