芸能

西島秀俊が北野武監督の映画で再び主演か「北野さんは僕の恩人」

映画やドラマの第一線で活躍し続けている(時事通信フォト)

朝ドラでも気象予報士役でのイケメンぶりが話題、次なる活躍の舞台は…(時事通信フォト)

 50才になり、再び多忙を極めているのが西島秀俊だ。5月17日から放送が始まったNHKの連続テレビ小説『おかえりモネ』に主要キャストとして出演。ヒロインを気象予報士へと導くメンターとして、存在感ある演技を見せている。

 5月31日からは、主演ドラマ『シェフは名探偵』(テレビ東京系)が始まり、8月からは村上春樹の短編小説を原作とした映画『ドライブ・マイ・カー』に主演する。多忙を極めるさなか、西島がビッグプロジェクトにも参加していたことが女性セブンの取材でわかった。

「北野武監督の最新映画に出演予定だと聞いています。現在、撮影中なので、西島さんは他の撮影と重なりながら、挑んでいると思われます」(映画配給会社関係者)

 北野監督が、2017年公開の映画『アウトレイジ最終章』以来、4年ぶりにメガホンを握るのは、自身が2019年に執筆した歴史小説『首』が原作の時代劇だと言われている。

 舞台は戦国時代。織田信長が天下統一へ突き進む時期から、本能寺の変、そして豊臣秀吉が明智光秀を討ち取る山崎の戦いまでの物語だ。前出の映画配給会社関係者は「信長、秀吉、光秀から徳川家康まで登場するが、誰一人ヒーローとして扱われていない。まさに全員悪者だった『アウトレイジ』の戦国時代版といったテイスト。原作の主役は秀吉の下で働く農民出の家来で、冷たい笑いや残酷な描写が印象的です」と解説する。

 さらに、「既にクランクインはしていると思われるのですが、情報管理が徹底されていて、なかなか概要が見えてきません。ただ、西島さんは主演級だと見られています」と前出の映画配給会社関係者は明かした。

 コロナ禍ということもあり、映画撮影は長期間にわたるケースが増えている。NHKの朝ドラに出演している西島にとって、スケジュールのやりくりなど、ハードな日々を送っていることだろう。それでも「この映画に絶対に出たい」という思いが西島にはあったようだ。

 6年前に西島は、主演映画『劇場版MOZU』で北野監督と初共演した際に、「(たけしさんは)僕を見出してくれた恩人。心の師匠と勝手に思っていました。その方と俳優として対峙できて、宝のような時間だった」と告白。そこまで敬愛された北野監督も「実力をつけて人気者になって、日本を代表する役者になったのに、一銭のお礼もなく理不尽な男だと思っています。10円でも20円でも病気でも、くれるものならなんでももらう男なのでよろしくお願いします」と、照れ隠しで冗談交じりに返して笑いを取っていた。

関連記事

トピックス

今季から選手活動を休止することを発表したカーリング女子の本橋麻里(Xより)
《日本が変わってきてますね》ロコ・ソラーレ本橋麻里氏がSNSで参院選投票を促す理由 講演する機会が増えて…支持政党を「推し」と呼ぶ若者にも見解
NEWSポストセブン
白石隆浩死刑囚
《女性を家に連れ込むのが得意》座間9人殺害・白石死刑囚が明かしていた「金を奪って強引な性行為をしてから殺害」のスリル…あまりにも身勝手な主張【死刑執行】
NEWSポストセブン
失言後に記者会見を開いた自民党の鶴保庸介氏(時事通信フォト)
「運のいいことに…」「卒業証書チラ見せ」…失言や騒動で謝罪した政治家たちの実例に学ぶ“やっちゃいけない謝り方”
NEWSポストセブン
球種構成に明らかな変化が(時事通信フォト)
大谷翔平の前半戦の投球「直球が6割超」で見えた“最強の進化”、しかしメジャーでは“フォーシームが決め球”の選手はおらず、組み立てを試行錯誤している段階か
週刊ポスト
参議院選挙に向けてある動きが起こっている(時事通信フォト)
《“参政党ブーム”で割れる歌舞伎町》「俺は彼らに賭けますよ」(ホスト)vs.「トー横の希望と参政党は真逆の存在」(トー横キッズ)取材で見えた若者のリアルな政治意識とは
NEWSポストセブン
ベビーシッターに加えてチャイルドマインダーの資格も取得(横澤夏子公式インスタグラムより)
芸人・横澤夏子の「婚活」で学んだ“ママの人間関係構築術”「スーパー&パークを話のタネに」「LINE IDは減るもんじゃない」
NEWSポストセブン
LINEヤフー現役社員の木村絵里子さん
LINEヤフー現役社員がグラビア挑戦で美しいカラダを披露「上司や同僚も応援してくれています」
NEWSポストセブン
モンゴル滞在を終えて帰国された雅子さま(撮影/JMPA)
雅子さま、戦後80年の“かつてないほどの公務の連続”で体調は極限に近い状態か 夏の3度の静養に愛子さまが同行、スケジュールは美智子さまへの配慮も 
女性セブン
場所前には苦悩も明かしていた新横綱・大の里
新横綱・大の里、場所前に明かしていた苦悩と覚悟 苦手の名古屋場所は「唯一無二の横綱」への起点場所となるか
週刊ポスト
医療的ケア児の娘を殺害した母親の公判が行われた(左はイメージ/Getty、右は福岡地裁)
24時間介護が必要な「医療的ケア児の娘」を殺害…無理心中を計った母親の“心の線”を切った「夫の何気ない言葉」【判決・執行猶予付き懲役3年】
NEWSポストセブン
近況について語った渡邊渚さん(撮影/西條彰仁)
渡邊渚さんが綴る自身の「健康状態」の変化 PTSD発症から2年が経ち「生きることを選択できるようになってきた」
NEWSポストセブン
昨年12月23日、福島県喜多方市の山間部にある民家にクマが出現した(写真はイメージです)
《またもクレーム殺到》「クマを殺すな」「クマがいる土地に人間が住んでるんだ!」ヒグマ駆除後に北海道の役場に電話相次ぐ…猟友会は「ヒグマの肉食化が進んでいる」と警鐘
NEWSポストセブン