vs松本白鸚
・「すべて閣下の仕業」(2004年)松本白鸚(78才)
ドラマシリーズ終了から5年を経て制作された本作。某国の日本特命全権大使(松本白鸚)が、裏金問題を参事官(及川光博)に公表されそうになり殺害。古畑が徐々に犯人を暴いていくドラマシリーズそのままと、丁寧に張られた伏線などの脚本がファンからも支持された回に。
・「今、甦る死」(2006年)藤原竜也(39才)
vs藤原竜也
パンの製造工場を経営する名家・堀部家の次男・音弥(藤原竜也)が、跡を継いだ兄を事故死に見せかけた完全犯罪で殺害。かつて金田一耕助を演じた石坂浩二もゲスト出演し、いわば“名刑事と名探偵”の夢の共演となった。
・「ラスト・ダンス」(2006年)松嶋菜々子(47才)
vs松嶋菜々子
売れっ子作家として共同活動していた双子の姉妹の、一人二役を演じた松嶋。入れ替わりトリックでアリバイを作り、妹を殺害。ファイナル最後の作品とあって、いままでほとんど描かれなかった古畑の内面や恋愛が描かれた。田村さんの追悼番組として再放送された本作の視聴率は13.4%を記録した。
・「フェアな殺人者」(2006年)イチロー(47才)
当時現役メジャーリーガーだったイチローが出演し大きな話題になった本作。強請されていた兄に代わって殺害を犯すが、フェアプレーを好むイチローは偽装工作ができずーー。もともと『古畑任三郎』のファンだったというイチローに、ダメ元でオファーしたところ快諾してくれたという。
※女性セブン2021年6月24日号