これは、アリババグループの創業者、馬雲(ジャック・マー)氏が当局の呼び出しを受けて、取り調べられていると伝えられていることや、同グループ副会長の蔡崇信氏が6月15日、馬氏について「身を潜めているが元気だ」と語っていたと証言しているからだ。
馬氏は昨年、中国の金融規制を批判して当局から指導を受け、公の場にほぼ姿を現さなくなったため、消息が注目されていた。
蔡氏は米CNBCテレビのインタビューで「彼(馬氏)はこれだけの規模の会社をつくり、社会に大きな貢献をした。今は、趣味や慈善活動に集中したいのだと思う」と述べている。