ICUの入学金は30万円。各学期の授業料は約36万~37万円となっている。小室氏は自身のバイト代から約66万円を支払い、残りの530万円ほどを奨学金で賄ったことになる。
小室氏が高校時代からバイトをしていた大倉山のフランス料理店「ビストロ・ファミーユ」の元オーナーシェフである五井憲治氏によれば、時給は800円スタート。途中で昇給して850円になったという。働いていたのは土日・祝日で、夕方5時から夜の10時まで。大学2年時の米国留学前のタイミングで辞めたという。66万円を貯めるのは大変だったはずだ。
また、『女性自身』(2020年12月29日号)で、小室氏の代理人の上芝直史・弁護士はこう語った。
〈現状、奨学金のうち貸与型のものについては、ほぼ返済を終えています〉
大学入学以降も、小室氏は様々な学費を払っている。『週刊文春』(2020年12月10日号)によれば、大学2年時にテレビ局の合格実績第1位を誇るアナウンススクール「テレビ朝日アスク」で3か月間、アナウンサー養成コース基礎科(同HPによると授業料約10万円)に通った。
さらに法律事務所で働きながら、一橋大大学院国際企業戦略研究科で2年間学んでいる。同校の公式サイトによると授業料は135万3600円だ。
奨学金の返済の他にも様々な出費があったというわけだ。
※週刊ポスト2021年7月9日号