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1966年生まれ「イケイケの時代」に育った丙午の女性たち 明るさの源泉

(写真/共同通信社)

1966年のザ・ビートルズ初来日(写真/共同通信社)

 天災や戦争があったわけでもないのに、1年だけガクッと出生率が落ちる──そんな不思議な年が「丙午(ひのえうま)」だ。丙午は合計60種類ある干支の1つで、順番は43番目にあたる。60年に1度だけめぐってくる干支であり、前回は1966年(昭和41年)だった。もともとは中国で生まれた「丙午の年には天災が多い」という伝承が、日本に伝わるうちに形を変えて、江戸時代に「丙午生まれの女は男を食い殺す」という迷信が生まれたとされる。

 秋篠宮妃紀子さま(54才)も丙午生まれでいらっしゃり、さらには長女の眞子さま(29才)の婚約内定者である小室圭さん(29才)の母親、小室佳代さん(54才)も丙午生まれだ。

 彼女たちが生まれた1966年、日本は高度経済成長期の真っ只中。毎年の実質経済成長率が10%を超える年が続き、来るバブル到来に向けてまっしぐらに突き進んでいた。

「私は66年末に生まれました。丙午なので両親は『翌年に生まれたことにしようか』と考えたそうです」と語るのは、漫画家の西炯子さん(54才)。西さんは、1966年12月26日、鹿児島県に生まれた。

「この年はちょうど中国で『文化大革命(文革)』が始まった年でした。文革を主導した毛沢東は、私と同じ12月26日生まれなんです。だから私にとって66年は文革のイメージが強いですね」(西さん)

 いまやアメリカと並ぶ超大国となった中国も1966年はまだ貧しく、混乱していた。日本はポップカルチャーが花盛りで、6月には人気絶頂のザ・ビートルズが初来日した。テレビでは特撮番組『ウルトラQ』(TBS系)の放送が始まり、日本の誇る特撮「ウルトラシリーズ」が産声を上げた。

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