「中国では芸能人のファンコミュニティとして、大手SNS『微博(ウェイボー)』のコミュニティ機能『超話』が活用されています。宮脇咲良さんの『超話』は、日韓スターランキングで26位に位置するほどの勢いを持っています(2021年7月5日時点)。
日本人としては、中国のアイドルオーディション番組で人気だった力丸、賛多、井汲大翔に次ぐ順位で、主に中国本土で活動する人物を除けば、日本人トップに君臨しています。まだ中国ではそれほど大きく活動していない中で、この注目度はかなり高いと言えます。
今回『フラワーノーズ』のアジアブランド大使に起用されたときは、中国語で「#宮脇咲良フラワーノーズアジアブランドアンバサダー#」を表すタグが拡散され、2615万以上の閲覧、4万8000件以上の投稿が集まりました。拡散数だけで言えば、日本以上に話題になったと言えます。ファンやメディアの取り上げ方を見ると、IZ*ONE内での存在感の強さ、“かわいい”と“クール”のどちらの雰囲気も出せるところ、そして何より整った容姿が人気に繋がったようです」
なお、女性向けファッション誌のインタビューで、宮脇は今後の活動について「詳しいことはまだ何も言えない」としつつも、「HKT48とIZ*ONEでの活動を通して海外の方にも名前を知ってもらうチャンスをいただいたので、これからは世界中の方にもっともっと私を知ってもらえるように、挑戦をやめない女性でいたいなと思っています」と語っている(『mini(ミニ)』8月号より)。
日韓の両方でアイドル活動を経験し、IZ*ONEでは、作詞作曲にも初挑戦した宮脇。自他共に認める異色のキャリアを生かして、アジアのポップアイコンとなることへの期待が寄せられる。
●取材・文/原田イチボ(HEW)