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東京五輪を支える匠の技 世界のトップ選手から愛される日本の投てき用具

砲丸の重心を調整する風景。ニシ・スポーツの強みでもある「品質の安定性」は、こうしたきめ細やかで緻密な作業から生まれる

砲丸の重心を調整する風景。ニシ・スポーツの強みでもある「品質の安定性」は、こうしたきめ細やかで緻密な作業から生まれる

 いよいよ東京五輪開幕が間近に迫っているが、アスリートたちを支える最高の競技器具を作っている職人たちにとっても、五輪は一大イベントだ。

 陸上の世界大会でトップクラスの選手から注目を集めているのが、ニシ・スポーツの投てき用具だ。2016年のリオオリンピックでは男女砲丸投げの全メダリストが使用。日本人選手としてはハンマー投げの室伏広治選手が現役時代に使用し、ヒアリングをしながら新たな製品を開発していった。同社の第一開発部マネージャー・木村裕次さんはこう語る。

「弊社の最大の強みは品質の安定性です。どの製品を使用しても同じ性能を実現できる。競技ルールの範囲内で選手にとって最大限有利に働く製品を開発することにも力を入れています」

 現役時代の室伏広治選手は感覚が非常に鋭く、わずかな改良にもすぐに気づいたという。選手からは「ニシさんのハンマーは重心の精度がよく投げやすい」と言われることもあるそうだ。

※週刊ポスト2021年7月16・23日号

ニシ・スポーツのハンマーを使用していた現役時代の室伏広治選手。感覚が非常に鋭く、わずかな改良にもすぐに気づいたという(時事通信フォト)

ニシ・スポーツのハンマーを使用していた現役時代の室伏広治選手。感覚が非常に鋭く、わずかな改良にもすぐに気づいたという(時事通信フォト)

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