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雅子さま「ワクチン接種の有無」 宮内庁が頑なに非公表にこだわる理由

雅子さまの“外交技術”に大きな期待が寄せられる(2019年5月、東京・千代田区=時事通信フォト)

毎朝、雅子さまは陛下と赤坂御用地を散策されているという(2019年5月、東京・千代田区=時事通信フォト)

 7月6日、宮内庁は天皇陛下が新型コロナのワクチンを接種されたことを公表した。すでに上皇ご夫妻をはじめ65才以上の皇族方のほとんどは、接種を済まされたことが明らかになっている。ところが雅子さまに関しては、接種に関する情報が伝えられていない。その背景には、雅子さまが抱えておられる深い葛藤があった──。

 小雨がぱらつくぼんやりとした曇り空。ほの暗い空の下でも、雅子さまの笑顔だけはパッと輝いて見えた。7月8日、「御養蚕納の儀」のために雅子さまは半蔵門から皇居へ入られた。

「マスク越しでもわかるほど、いつにもましてぬくもりのある笑顔を浮かべられていました。かっちりとしたベージュのジャケットをお召しになられ、沿道の一人ひとりと目を合わせるようにお手を振ってくださいました」(居合わせた人)

 雅子さまがおひとりで皇居入りされるのは、その日が最後だったようだ。

「天皇ご一家はお住まいの赤坂御所から皇居の御所へ9月にお引っ越し予定なので、もう皇居に通われる必要がないのです。引っ越しまでは天皇陛下とご一緒に皇居に入られることはあるのでしょうが、雅子さまおひとりで入られる予定はないようです」(皇室記者)

 その最後の日を温かい笑みで迎えられた雅子さま。しかしその直前には、皇后としてなすべき厳しいご覚悟を示されていた。

「御養蚕納」の2日前の7月6日、宮内庁は天皇陛下が新型コロナのワクチンを接種されたことを公表した。すでに上皇ご夫妻をはじめ65才以上の皇族方のほとんどは、接種を済まされたことが明らかになっており、上皇ご夫妻は6月22日に2回目の接種を終えられたと報じられた。天皇陛下以外の接種については、宮内庁が“公表”したものではない

「6月1日の1回目接種は読売新聞がスクープ。宮内庁はその報道を否定しなかっただけで、『公表』はしていないのです」(前出・皇室記者)

 宮内庁は皇族方の新型コロナワクチン接種を公表しないというスタンスを貫いている。理由は「個人情報にあたる」というものだ。しかし例外として、陛下の接種は宮内庁によって公表された。西村泰彦宮内庁長官はその理由を、「国民の象徴である陛下については公表するのが適当」と説明した。

 すると気になるのは、皇后陛下である雅子さまも接種されたのかどうかだ。確かに、「象徴」は天皇陛下ただおひとり。だが、雅子さまは皇族でありながら、陛下に最も近い存在でもある。公表されても違和感はないだろう。

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