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マッチングアプリで「ワクチン接種済」がアピール材料に 婚活に変化

コロナ禍で婚活市場にどんな変化が起きたのか(イメージ)

コロナ禍で婚活市場に起きた変化はいくつかある(イメージ)

 大手マッチングアプリ「ペアーズ(Pairs)」を久々に開いて驚いた。「ワクチン接種済みなので対面デート行けます」とプロフィールに記載するユーザーが多く、どうやら現在の恋活・婚活においては「新型コロナワクチン接種済み」がアピールポイントになっているようなのだ。

 また、ペアーズには、趣味や価値観で繋がるためのコミュニティ機能が搭載されているのだが、「新型コロナワクチン接種済み/接種します」というコミュニティが存在し、5400人以上が参加している(2021年7月15日時点)。一方で、「コロナワクチン慎重派」コミュニティもあり、パートナーを見つけるにあたって、相手のワクチンに対する考え方を確認しておきたいとの人々の意思を感じさせる。

 ワクチンに限らず、新型コロナウイルスや外出自粛への姿勢で恋愛感情が一気に冷めるというのは、よくある出来事なのかもしれない。SNS上には、「好きだった人が帰省を自粛せず、地元で飲み歩いているのを知って一気に冷めた」「恋人が未だに『コロナは風邪』と言っていて、別れようか考える」「長く付き合った相手だけど、コロナ禍での価値観が違いすぎて別れた」といった体験談があふれている。

 コロナに関する価値観は「コロナ観」と呼ばれており、コロナ観の違いで破局・離婚するカップルが増えている。東京・青山の結婚相談所「マリーミー」の代表を務める婚活アドバイザーの植草美幸氏も、出会いを求める男女にとって、コロナ観が重要なチェック事項になっていることを実感している。

「せっかく何度もデートを重ねているおふたりだったのに、男性が女性をスパ施設に誘ったことで、感染予防への考え方の違いを理由に破談になった例があります。また、『Go To トラベル』キャンペーン中、旅行が趣味の方が頻繁に旅行していたら、『いくらお得でも、こんな時期に出歩くの?』と破談になったケースも何件かありました。

 単なる感染予防への考え方の違いという以上に、そこから将来の結婚生活を想像して、『結婚後、何かトラブルがあったときの対応が自分と違いすぎるんじゃないか?』と不安になってしまうのでしょうね。『自分は気にしない』で押し切るような人なんじゃないか、とか」(植草氏、以下同)

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