2人は、2008年と2010年に放送されたドラマ『ブラッディ・マンデイ』(TBS系)で共演。撮影期間に熱心に演技論を交わしたことで親交を深め、クランクアップ後も頻繁に連絡を取り合う仲になっていた。芦名さんは三浦さんの四十九日の翌日、インスタグラムの“裏アカウント”に《そっちはどう? こっちはなかなか(笑)会いたい。ふつーに会いたいよ(泣き顔の絵文字)》と心境を綴っていたという。
「もう一度会いたい」。叶わないとわかりながらも、その願いを文字にしてしまうほど、芦名さんは大きな喪失感に苛まれていた。
「春馬くんとはお仕事で何度か一緒になって、弟のようにかわいがっていたんです。あの子は春馬くんが亡くなる直前に、電話をもらったみたいなんです。でも時間がなくて、ちょっとしか話せなかった。そのことを、ずっと悔やんでいたようなんです……あのとき、もうちょっと話ができていたら、状況は変わっていたんじゃないかって。そんなふうに、悔やんでいたというか……。
気が合って、信頼し合っていた春馬くんを救えなかった……だからショックも大きかったのかな。自分を責めてしまったところがあったのかもしれません」
三浦さんも遺書を残さず、親しい友人たちにお別れの言葉もなかったといわれていた。もし、芦名さんにだけは「死の兆候」を見せていたとしたら──彼女が悔やみ続けた、自分を責めた理由がそこにあるのかもしれない。
※女性セブン2021年9月16日号
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