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専門医が解説 降圧剤を減らしてもいい血圧と年齢の基準とは

 高血圧治療の基本方針は、75歳未満の場合、朝の家庭血圧が上120未満で3日続いたら、指示された量だけ降圧剤を減らす。逆に上130以上が週の過半数なら、量を戻す。これを繰り返して、薬なしで上120未満が3日連続したら、断薬となる。一見、厳しい数値に見えるが、生活習慣を見直すことで、初診から1週間前後で結果が出ることも少なくない。

「目標数値は診察結果だけでなく、患者さんの希望を元に話し合いで決定します。大切なのは高血圧による合併症を発症させずに患者が快適に生活できることです。血圧が低くても、糖尿病や喫煙などの危険因子が合併症の発症リスクに関係してきます。患者さんも血圧の数値だけに囚われすぎないことが大事です。降圧剤を減らすためには、まず主治医としっかり話し合える関係を築くべきでしょう」

【プロフィール】
坂東正章(ばんどう・まさあき)/1953年生まれ。徳島大学医学部医学科卒業。元心臓血管外科専門医(循環器科・心臓血管外科)。2003年、徳島県で坂東ハートクリニックを開院。著書に『血圧は下げられる、降圧剤は止められる』など。

※週刊ポスト2021年9月17・24日号

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