【具入り調味商品】
「にぎわい東北 宮城県産銀鮭ラー油」(イオン)
「かけるチキン。」(がブリチキン。)
上記はほんの一部。その他、スナック菓子などでもニンニクを売りにした商品の発売が目立った。
“川崎のソウルフード”と言われる、『元祖ニュータンタンメン本舗』(本店・神奈川県川崎市)をモデルにしたカップ麺「元祖ニュータンタンメン本舗監修 タンタンメン」を販売するサンヨー食品の広報宣伝部担当者はこう語る。
「ニンニクの量や強さについては、モデルとなる実際のお店の味をイメージし再現しています。リニューアル前商品はリモート勤務などが一般化する前から発売していますが、結果的にはニンニクの臭いを気にせず食べたいという人も取り込むことに成功しました」
TOKIOの松岡昌宏が考案し、生ニンニクの旨みを効かせたカレーをベースとする「トマたまカレーうどん」を出した丸亀製麺を運営するトリドールHDの担当者は「発売日から好評で、想定していた以上にご注文をいただいています。今後もマーケットの変化やお客様のニーズはしっかりと把握して開発につなげていきたい」という。
マスクを手放せないもどかしい生活が定着してから間もなく2年。ニンニク系グルメが広がっているのは、せめて食事くらいは自由にしたいという思いの表れかもしれない。