芸能

炎上繰り返す谷原章介 「卒なく無難に」と逆を行くのはMCとしての狙い?

『めざまし8』MCの谷原章介サン

『めざまし8』のMC就任後から炎上騒動が絶えない谷原章介

 臨床心理士・経営心理コンサルタントの岡村美奈さんが、気になったニュースや著名人をピックアップ。心理士の視点から、今起きている出来事の背景や人々の心理状態を分析する。今回は、自身が司会を務める番組で度々発言が炎上している俳優の谷原章介(49才)について。

 * * *
 今ではすっかり司会者の印象が強い俳優の谷原章介さん。今年の3月から朝の情報番組『めざまし8』(フジテレビ系)のメインキャスターを務めて半年近く、月曜から金曜の午前8時にチャンネルを合わせると、爽やかな笑顔を届けてくれている。

 高身長に甘いマスク、今時の個性的なイケメン俳優たちとは一線を画した正当派二枚目俳優の谷原さん。品があって穏やかで人当たりも良く親しみやすい。すっきりしていて嫌みもなければアクもなく、言うなれば時代劇ならお殿様役やお公家様役がぴったり似合うイケメンだ。低音ボイスだが声音は穏やかで柔らかいため、耳当たりが良く聞きやすい。

 6人の子供がいる大家族の父で、6月に第40回ベスト・ファーザー「イエローリボン賞」を受賞した時は、高校2年の時に父親に買ってもらったというブレザーを着用、家族を大切にする家庭的なイメージも強い。

 だがその反面、私個人としては谷原さんにそんなイメージや先入観を持っているせいか、残念なことに、悪役を演じても極悪には見えず、どんなに冷たい役を演じても冷酷には思えなかった。どんな役もそれなりに卒なく演じてしまうため、尖がったり突き抜けたりした印象がなく、インパクトが弱かったのだ。

 これまで土曜日の情報番組『王様のブランチ』(TBS系)のMCを10年間務め上げ、『うたコン』や『きょうの料理』(NHK系)でもナビゲーターや司会として活躍。9月に終了が発表された長寿番組『パネルクイズアタック25』(テレビ朝日系)でも司会を務めたが、どれも谷原さん個人が飛び抜けて目立っていたというわけではないだろう。

出演者の個性を生かし、番組を卒なくまとめていた。司会者として評価が上がったのは、視聴者が聞きたいと思うことや、聞きたい言葉を話してくれ、聞きたいコメントを出演者から引き出してくれるという「話し上手と思わせる心理」があったからだと思う。

関連記事

トピックス

麻薬取締法違反容疑で家宅捜査を受けた米倉涼子
「8月が終わる…」米倉涼子が家宅捜索後に公式SNSで限定公開していたファンへの“ラストメッセージ”《FC会員が証言》
NEWSポストセブン
巨人を引退した長野久義、妻でテレビ朝日アナウンサーの下平さやか(左・時事通信フォト)
《結婚10年目に引退》巨人・長野久義、12歳年上妻のテレ朝・下平さやかアナが明かしていた夫への“不満” 「写真を断られて」
NEWSポストセブン
人気格闘技イベント「Breaking Down」に出場した格闘家のキム・ジェフン容疑者(35)が関税法違反などの疑いで逮捕、送検されていた(本人SNSより)
《3.5キロの“金メダル”密輸》全身タトゥーの巨漢…“元ヤクザ格闘家”キムジェフン容疑者の意外な素顔、犯行2か月前には〈娘のために一生懸命生きないと〉投稿も
NEWSポストセブン
司組長が到着した。傘をさすのは竹内照明・弘道会会長だ
「110年の山口組の歴史に汚点を残すのでは…」山口組・司忍組長、竹内照明若頭が狙う“総本部奪還作戦”【警察は「壊滅まで解除はない」と強硬姿勢】
NEWSポストセブン
バスツアーを完遂したイボニー・ブルー(インスタグラムより)
《新入生をターゲットに…》「60人くらいと寝た」金髪美人インフルエンサー(26)、イギリスの大学めぐるバスツアーの海外進出に意欲
NEWSポストセブン
大谷が購入したハワイの別荘の広告が消えた(共同通信)
【ハワイ別荘・泥沼訴訟に新展開】「大谷翔平があんたを訴えるぞ!と脅しを…」原告女性が「代理人・バレロ氏の横暴」を主張、「真美子さんと愛娘の存在」で変化か
NEWSポストセブン
小林夢果、川崎春花、阿部未悠
トリプルボギー不倫騒動のシード権争いに明暗 シーズン終盤で阿部未悠のみが圏内、川崎春花と小林夢果に残された希望は“一発逆転優勝”
週刊ポスト
ハワイ島の高級住宅開発を巡る訴訟で提訴された大谷翔平(時事通信フォト)
《テレビをつけたら大谷翔平》年間150億円…高騰し続ける大谷のCMスポンサー料、国内外で狙われる「真美子さんCM出演」の現実度
NEWSポストセブン
「第72回日本伝統工芸展京都展」を視察された秋篠宮家の次女・佳子さま(2025年10月10日、撮影/JMPA)
《京都ではんなりファッション》佳子さま、シンプルなアイボリーのセットアップに華やかさをプラス 和柄のスカーフは室町時代から続く京都の老舗ブランド
NEWSポストセブン
兵庫県宝塚市で親族4人がボーガンで殺傷された事件の公判が神戸地裁で開かれた(右・時事通信)
「弟の死体で引きつけて…」祖母・母・弟をクロスボウで撃ち殺した野津英滉被告(28)、母親の遺体をリビングに引きずった「残忍すぎる理由」【公判詳報】
NEWSポストセブン
部下と“ラブホ密会”が報じられた前橋市の小川晶市長(左・時事通信フォト)
《黒縁メガネで笑顔を浮かべ…“ラブホ通い詰め動画”が存在》前橋市長の「釈明会見」に止まぬ困惑と批判の声、市関係者は「動画を見た人は彼女の説明に違和感を持っている」
NEWSポストセブン
バイプレーヤーとして存在感を増している俳優・黒田大輔さん
《⼥⼦レスラー役の⼥優さんを泣かせてしまった…》バイプレーヤー・黒田大輔に出演依頼が絶えない理由、明かした俳優人生で「一番悩んだ役」
NEWSポストセブン