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2021.09.22 07:00  週刊ポスト

鈴木亮平、救命医からヤクザまで演じる凄み 監督、共演者らが明かす

『TOKYO TRIBE』2014年(C)日活

『TOKYO TRIBE』2014年(C)日活

1か月半で30kg増量

 2006年に俳優デビューした鈴木は2010年に映画初主演。翌年に一般女性と結婚。下積み時代を経てその名が全国区になったのは2014年のNHK朝ドラ・『花子とアン』だ。吉高由里子演じる主人公・花子の夫役として、脚本・中園ミホ氏の熱烈オファーにより実現した。

「『花子とアン』では、奥さんがいながら花子に想いを寄せられるという、朝ドラ的にも難しい役どころでした。でも誠実さと正義感を貫いて、奥さんが長い闘病生活の末に病気で亡くなった後、ようやく花子と結ばれる。男の不器用さを表現した時の彼は、女性から見て本当に魅力的に映る。

 前年にはパンツを被り悪を成敗するコメディ映画『HK/変態仮面』の主人公を演じている。あれを本気で演じたことで、制作側からの信頼も大きくなりました」(コラムニストのペリー荻野氏)

 役作りのための“肉体改造”も鈴木の真骨頂だ。2015年、ドラマ『天皇の料理番』(TBS系)のために20kg体重を落としたと思ったら、同年の映画『俺物語!!』では一転、“身長2m、体重120kg”という設定のために一気に30kgも増量した。

『天皇の料理番』のクランクアップが4月9日、『俺物語!!』のクランクインが5月20日。わずかひと月あまりで劇的な変身を遂げた。

 鈴木は自己流でトレーニングプランを作成し、プロテインの摂り方も徹底的に研究したという。映画評論家の町山智浩氏が語る。

「鈴木亮平をただ者ではないと思って見始めたのは『天皇の料理番』の時です。やせ細っていく病人としての役柄に合わせて少しずつ体重を減らしていった。声も徐々に細くなっていき、役者としての執念を感じました。

『孤狼の血 LEVEL2』でもコンプレックスでずっと隠していた尖った耳を、その悪魔的キャラのためにあえて晒したそうです」

 白石監督によれば、「亮平君が自ら揉み上げを剃った写真を、“こんな髪形はどうか”と提案してきた」という。

松田優作を超えるか

 白石監督は映画『ひとよ』(2019年)でも鈴木を起用したが、その役者バカぶりに感心したと語る。

「吃音を持った役だったので、一緒に吃音を研究している大学の先生に会いに行きました。そこから輪を広げて、当事者の方5、6人に会った。お話をするうちに“この方の吃音が役に近い”というイメージが固まったのですが、出会えていなかったら彼はその後もずっと役のイメージに合う方に辿りつくまで探し続けていたと思います。

『ひとよ』のクランクインの直前まで、亮平君は『燃えよ剣』(2021年10月15日公開予定)の撮影が入っていたのですが、終わってからでは役作りが間に合わないというので、その前から吃音の練習を始めた。『燃えよ剣』の撮影なのに大丈夫かと聞いたら、“そこは分けて考えられるので大丈夫です”と言っていました」

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