ライフ

眞子さま結婚、夫婦別姓、居酒屋のお通し 自分との相性を見極める「日本の論点」3

婚約内定会見(代表撮影

婚約内定会見(代表撮影

 相性を考える上で大きな要素として食の好み、笑いのツボ、スポーツへの理解度などがよく俎上にあがるが、世の中のイシューについてどう考えるか、も重要である。コラムニストの石原壮一郎氏が考察した。

 * * *
 注目を集めている問題に対して、どんな意見を持つか。それはもちろん個人の自由です。「こう考えるべきだ」「そう考えるのは許さない」と言われたら、たまったもんじゃありません。同時に、自分とは違う意見を持つ相手に対して、「あの人とは、わかり合えそうにないな」「そうなのか、残念な人だな」と感じるのも、また自由です。

 逆に言えば、意見が分かれる問題について「同じ側」にいる相手とは、きっと仲良くできるでしょう。同僚や新しい知人や友だちの友だちと、より深い付き合いができそうか、うわべの付き合いが無難か、はっきり距離を取ったほうがいいか。「日本の論点」となっている3つの問題について、相手が「どっち側の人か」を知ることで、自分との相性を占ってみましょう。

●論点その1「眞子さまと小室圭さんの結婚に賛成か反対か」

 しょせんはよその家のよく知らない同士の話なんですけど、熱く語りたがる人は少なくありません。「絶対に許されることではない」「とんでもないことである」と反対する人と、「本人たちが結婚したがってるなら、許してあげようよ」「まあ、どうでもいいよ」と賛成または容認する人。大まかには、この2派に分かれています。

 さまざまな調査によると「反対派」のほうが多そうですが、多数決でどうこう言う問題ではありません。その人がふたりの結婚をどう思っているかを知れば、人となりや生きる姿勢のようなものをかなり知ることができます。

●論点その2「選択的夫婦別姓(別氏)制度の導入に賛成か反対か」

 選択的夫婦別姓(氏)制度とは、夫婦が望む場合は、結婚後も結婚前の姓(氏)を称することを認める制度のこと。「選択的夫婦別姓制度」が一般的ですが、法律では「姓」や「名字」を「氏」と呼んでいるので、お役所などでは「別氏制度」と言っています。もう30年ぐらい前から要望や必要性が強く叫ばれ、国会などでも議論されてきました。

「姓が変わることで不都合がある人も多いし、あくまで『選択制』なんだから、さっさと導入すればいいのに」と思っている人もいれば、「そんなことをしたら日本の伝統が壊れる」「家族が崩壊する」と反対する人もいます。反対する理由を聞けば聞くほど首を傾げたくなりますが、その人がそう思うのは仕方ありません。

 賛否を問ういろんな調査を見ると、最近は「賛成派」が7割とか8割とかを占めるようになっています。こちらは国の制度の問題なのでどちらの意見に支持が多いかはけっこう大切ですけど、反対派の人は「多数決の問題じゃない」と思っていることでしょう。

関連キーワード

関連記事

トピックス

大谷と真美子さんを支える「絶対的味方」の存在とは
《ハワイ別荘・泥沼訴訟を深堀り》大谷翔平が真美子さんと娘をめぐって“許せなかった一線”…原告の日本人女性は「(大谷サイドが)不法に妨害した」と主張
NEWSポストセブン
世界的な人気を誇るシンガー・d4vd(20)(Instagramより)
「行方不明の10代少女のバラバラ遺体が袋詰めに」世界的人気歌手・d4vdが所有する高級車のトランクに遺棄《お揃いのタトゥー「 Shhh…」で発覚した2人の共通点》
NEWSポストセブン
須藤被告(左)と野崎さん(右)
《紀州のドン・ファンの遺言書》元妻が「約6億5000万円ゲット」の可能性…「ゴム手袋をつけて初夜」法廷で主張されていた野崎さんとの“異様な関係性”
NEWSポストセブン
神田正輝の卒業までに中丸の復帰は間に合うのか(右・Instagramより)
《神田正輝の番組卒業から1年》中丸雄一、『旅サラダ』降板発表前に見せた“不義理”に現場スタッフがおぼえた違和感
NEWSポストセブン
イギリス出身のボニー・ブルー(本人のインスタグラムより)
「タダで行為できます」騒動の金髪美女インフルエンサー(26)の“過激バスツアー”に批判殺到 大学フェミニスト協会は「企画に参加し、支持する全員に反対」
NEWSポストセブン
ラーメン店の厨房は暑い(イメージ)
《「汗を落とすな」「清潔感がない」》猛暑で増えた「汗クレーム」 熱湯で麺を茹で上げるラーメン店やエアコンが使えないエアコン取り付け工事にも
NEWSポストセブン
主人公・のぶ(今井美桜)の幼馴染・小川うさ子役を演じた志田彩良(写真提供/NHK)
【『あんぱん』秘話インタビュー】のぶの親友うさ子を演じた志田彩良が明かすヒロインオーディション「落ちた悔しさから泣いたのは初めて」
週刊ポスト
寮内の暴力事案は裁判沙汰に
《いまだ続く広陵野球部の暴力問題》加害生徒が被害生徒の保護者を名誉毀損で訴えた背景 同校は「対岸の火事」のような反応
週刊ポスト
どんな役柄でも見事に演じきることで定評がある芳根京子(2020年、映画『記憶屋』のイベント)
《ヘソ出し白Tで颯爽と》女優・芳根京子、乃木坂46のライブをお忍び鑑賞 ファンを虜にした「ライブ中の一幕」
NEWSポストセブン
俳優の松田翔太、妻でモデルの秋元梢(右/時事通信フォト)
《松田龍平、翔太兄弟夫婦がタイでバカンス目撃撮》秋元梢が甥っ子を優しく見守り…ファミリーが交流した「初のフォーショット」
NEWSポストセブン
佳子さまを撮影した動画がXで話題になっている(時事通信フォト)
《即完売》佳子さま、着用した2750円イヤリングのメーカーが当日の「トータルコーディネート」に感激
NEWSポストセブン
国連大学50周年記念式典に出席された天皇皇后両陛下(2025年9月18日、撮影/JMPA)
《国連大学50周年記念式典》皇后雅子さまが見せられたマスタードイエローの“サステナブルファッション” 沖縄ご訪問や園遊会でお召しの一着をお選びに 
NEWSポストセブン