順当にいけば、岸田氏は10月4日の臨時国会で第100代となる新総理大臣に指名される見通しだ。次期総理として急速に内面への注目が高まり、人気を集めている。だからこそ、岸田氏の一連の発言を〈あざとい〉と見る動きもあるようだ。Twitter上では、〈ネット民は単純すぎる〉〈こういうチョロい反応そろそろ止めない?〉という声も相次いでいる。

 思い出されるのは、菅義偉首相(72)が昨年9月に総理大臣に就任したときの“パンケーキおじさん”ブームだ。政策や主張よりも「好物はパンケーキ」といったプロフィールばかりが取り沙汰され、「笑顔がかわいい」など、まるでタレントのように持ち上げられていた。

 菅首相が“パンケーキおじさん”ならば、差し詰め現在の岸田氏は“お好み焼きおじさん”か。政治家に親しみを感じるのは自由だが、それはそれとして政治家としての資質は冷静に評価されるべきだろう。

麻生太郎・副総理にはどんな思惑が?(時事通信フォト)

麻生太郎・副総理とも近い岸田新総裁。(時事通信フォト)

新元号を発表する菅義偉官房長官

令和おじさん、パンケーキおじさんこと菅義偉氏。

 

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