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マッチングアプリで高齢者から3億円搾取 27歳女の「連れ込み部屋」

巨額の金がからむ事件の結末はどうなるか(写真はイメージ)

巨額の金がからむ事件の結末はどうなるか(写真はイメージ)

 大阪府八尾市で、高齢男性から「パパ活」で1600万円を騙し取ったとして、9月28日に無職・西村恵梨奈容疑者(27)と、知人で自称投資家の吉田清一容疑者(50)が逮捕された。被害者は他に40人以上、被害総額は3億円にのぼるとみられている。西村容疑者は、吉田容疑者の指南を受けて被害者から大金を巻き上げていたと報じられているが、その詳細な手口が判明した。

 全国紙社会部記者が明かす。

「西村は複数のマッチングアアプリを使い、高齢男性たちに接触していました。アプリでは“さき”と名乗り、『私、年上の男性が好きで、以前は60代の男性と付き合っていたの……』と交際を匂わせ、その気になった男性がアタックしてきたところで、『奨学金の返済のお金が必要』などと言い、金銭を用意させた。実際に彼女は、公立大学の医学部看護学科を卒業しており、奨学金のほか、カードローンでの借金も確認されていますが、男性から受け取った金銭を返済にあてた形跡はないようです。1600万円騙し取られた男性は退職金から工面したそうです」

 共犯の吉田容疑者については、今年7月にはすでに警察が内偵を始めており、吉田容疑者の自宅近くには、部屋を監視するためのカメラが仕掛けられていたという。

 西村容疑者は言葉巧みに金銭を要求するだけでなく、マッチングアプリで出会った高齢男性を実際にマンションの自室に連れ込んで“パパ活”に励んでいたというから驚きだ。西村容疑者と同じ階に住む男性A氏が話す。

「え? この部屋、女の子が住んでいたの? おっちゃんが住んでいるのかと思った。俺もほとんど外に出ないけど、この部屋で人を見かけるときはいつも、60代くらいのおっちゃんばかりで……。そういえば、女の子は何回か見たな。普通の、茶髪でおとなしそうな女性だったよ」

 西村容疑者が住んでいたマンションは、近鉄八尾駅から徒歩5分ほど。繁華街から少し離れた閑静な住宅地にある、築35年のレトロな外観だ。

 別の住民B氏に話を聞くと、驚きを隠せない様子でこう明かした。

「このマンションの住民が逮捕されたって? もしかして、売春じゃないのか?」

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