木村の妻である工藤静香(51才)のインスタグラムでは自身の手料理が毎日のように紹介されているが、そこではオリゴ糖だけでなく、はちみつ、てんさい糖も登場する。
「はちみつ、てんさい糖は精製されていないため、代謝に必要なミネラル、ビタミンが含まれています。
てんさい糖の原料である『甜菜』は、北海道など寒い地域で栽培される植物で寒さに強いため、体を温める効果があるともいわれています」
木村の「牛キムチ」のこだわりは、それだけではない。一般的な豚キムチは野菜や肉と一緒にキムチも炒めるが、木村はキムチを炒めない。フライパンでの調理が終わってから、炒めた肉と野菜の上にのせるだけだ。
「キムチに含まれる乳酸菌は熱による酸化に弱い。乳酸菌を効率的に摂るなら、加熱しないのが正解ですね」
一見、ボリューム満点の「男メシ」に見える料理だが、実は、専門家もうなる緻密な計算がふんだんに隠されていた。
イラスト/いばさえみ
※女性セブン2021年10月21日号