ここからは具体的なジュースクレンズの方法とポイントを紹介する。
【1】準備食期間(3日間)は野菜中心に
「準備食は、スープやサラダなど野菜中心の食事か、軽めの和食がおすすめです。避けたいものとしては、肉や魚などの動物性たんぱく質、カフェインが入った飲み物、乳製品、砂糖が使われているケーキやスナック菓子です。これらは消化に負担がかかりやすい食材なので、胃腸を休めることにはなりません」(池田さん・以下同)
【2】クレンズスタート(3日間)
「クレンズ中は、デトックス効果を高めるために、ジュース以外にお水やノンカフェインのお茶を1.5〜2リットルは飲んでください。お水は体を冷やさないために常温で。朝、目が覚めたら250mlのお水を飲むように心がけてください」
・実践中のポイント『ジュースはその日に飲み切る』
コールドプレスジュースは生きた酵素を体内に取り入れるためにも新鮮なうちに飲み切ることが大切だ。
「ただし消化吸収をよくするため、その期間中は、2~3時間に1本(350mlのジュースの場合)のペースで飲むようにしてください」
・実践中のポイント『イライラしたらウオーキングを』
「初めてジュースクレンズをする際、お腹が空いてイライラすることがあるかもしれません。そんなときはウオーキングなど軽い運動をすると気が紛れてリラックスできます。 逆に、ジョギングなどの激しい運動やサウナに入るのは、体に負担がかかるので避けましょう」
・実践中のポイント『いつも以上に睡眠を取る』
デトックス効果を高めるためにも、しっかり眠ること。
「夜更かしせずに、少なくとも夜12時には寝るようにしましょう。クレンズ中は頭痛がしたり、体がだるくなることがあるので、しっかりと休養を取り、回復させましょう」
【3】回復食期間(3日間)は“スッキリ大根”を
コールドプレスジュースだけの生活が終わったら、次は回復食に移る。
「おすすめは大根を昆布だしで煮た“スッキリ大根”です。大根3分の1を短冊切りにし、1リットルの水とだし昆布1枚で20〜30分ほど煮ます。煮た大根のほか、お好みできゅうり1本、りんご半分を切って、ひと口で30回以上噛むこと。煮汁は無添加の梅干しを1~2個入れて飲み干す。これが1食分です」
【プロフィール】
池田夏子さん/クレンズ歴6年。ジュースクレンズ専門店『YES TOKYO STUDIO中目黒』のスタジオマネジャー兼インストラクター。
取材・文/廉屋友美乃
※女性セブン2021年10月28日号