(提供写真)

24組48人の声優がアフレコをし直した(提供写真)

「もともと『再放送でも何かやりたいね』という空気はあったんです。去年の1月頃、原作者の大川ぶくぶ先生とお会いしたときに『映像はそのままでキャストを入れ替えたら面白いんじゃないか』と提案されて、『いいですね!』と盛り上がりました。さすがに去年は新たにアフレコを行うことが難しかったんですが、『このタイミングならいけるんじゃないか』と今年10月スタートにこぎつけました。

 全24組のアフレコをまたやるわけですから、すごく大変な再放送です。アフレコを始めたのが今年7月くらいだったので、スケジュール的にはかなりギリギリでした」

 キャスト陣は異例の演出をどのように受け止めたのだろうか?

「もちろん驚かれますよね(笑)。でも『いろんな人が自由にポプ子とピピ美を演じていい』というのを前提とした作品なので、違う話数のふたりに声を当てることを面白がっていただけました。アフレコを再度行うとはいえ、映像はほぼそのままなので、新しい作品をいちから作るよりは安上がりです。なので、『新しいビジネスを考えたね』のように冗談めかして言ってくださる方もいらっしゃいました(笑)。

 2018年の放送を視聴してくださった方々にもう一度楽しんでいただくため、役者さんには『前回とは違うこと』を意識していただいています。そのため『そこはセリフを変えてください』や『アドリブはもう少しこんな感じにしていただけますか?』のような無理難題をリクエストしてしまい、役者さんたちには苦労をかけたと思います」(須藤プロデューサー)

 再放送版のキャスティングは、須藤プロデューサーが「この組み合わせでこのエピソードを担当すれば、また新たな魅力がうまれるんじゃないか」と考えたものを原作者・大川ぶくぶさんに提案している。大川さんは全ての打ち合わせに参加し、再放送のアフレコ現場にも参加しているそうだ。

「『ここはこういうセリフがいいんじゃないか』という演技のディレクションも含めて、大川さんにお願いしています」(須藤プロデューサー)

実験的制作手法が話題(提供写真)

実験的制作手法が話題(提供写真)

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